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傑作から話題作まで!名作邦画(日本映画)の松竹作品15選

2023.06.01

邦画名作メインビジュアル

はじめに

120年の映画の歴史の中で、邦画という分野は日本のみならず、世界中に傑作を届けてきた。そんな歴史に残る作品を見逃していませんか?

映画館やソフトに加えて配信でも見ることが可能になり、映画がより身近になった今、改めて邦画の名作を振り返ってみよう。

松竹ではおうちで楽しめるDVDを販売しています。公式サイトからぜひチェックしてみてください。

 

 

邦画(日本映画)のこれまでと、これから

蒲田撮影所

19世紀、トーマス・エジソンによって発明された“キネトスコープ”は1896年に日本に輸入され、その2年後には日本でもこの技術を応用した短編作品が作られるようになりました。これが邦画の始まり。当時の映画は音声のない、いわゆる“サイレント”で、上映には活動写真弁士と呼ばれるナレーターの語りが加えられました。1929年には“トーキー”と呼ばれる音声付の映画が上陸し、映画の人気は沸騰。第二次世界大戦によって一時下火になるものの、戦後の復興とともに映画人気はかつてないほど盛り上がりを見せていきます。1958年には映画人口が11億人を突破。2022年の映画人口が1億5千万人なので、これと比べても映画館で映画を見る人が、いかに多かったかがわかるでしょう。

また、これに呼応するかのように邦画は多彩な作品が作られるようになり、世界的な評価も高まっていきます。黒澤明の『羅生門』が1951年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞したのを皮切りに、溝口健二の『雨月物語』、黒澤明『七人の侍』、衣笠貞之助『地獄門』などが世界の権威ある映画祭で高く評価され、海外の注目を集めました。現在も世界で愛されている特撮映画の定番『ゴジラ』が誕生したのも、この時期です。

しかし1960年を境に、テレビが家庭に普及していったことにより映画人口は減少の一途をたどり、1980年代に下げ止まります。それまで邦画は洋画を超えるシェアを誇っていましたが、この時期になると逆転現象が起こるようになり、80~90年代は“洋高邦低”と言われる時期が続きました。しかし21世紀を過ぎると、邦画は息を吹き返し、2008年以降は邦画のシェアが洋画を上回ります。

21世紀以降、シネマコンプレックス、いわゆるシネコンが日本各地に設置されるようになり、それまで1億2千人で推移していた映画人口も、1億6千万人前後に上昇。コロナ禍で一時は落ち込んだものの、2022年は回復傾向が見られました。現在は映画館だけでなく、ソフトに加えて、インターネット配信も盛んに行なわれるようになり、パソコンやタブレット、スマートフォンで気軽に映画を楽しむことができます。賛否のある状況ではあるが、映画が、そして邦画が、より身近になったことには違いありません。

年代別の松竹おすすめ映画はこちらから確認できます。時代背景を感じる作品を多く取り上げていますのでぜひご覧ください。

▼年代記事を確認する

邦画(日本映画)における松竹作品

新オープニングロゴ

1895年に創業された松竹は、元々は演劇の興行を行なう会社としてスタートしました。映画事業に進出したのは1920年で、以来100年以上にわたり、製作から配給、興行までを行ない、多くの作品を世に送り出しています。日本初の本格的なトーキー映画として有名な『マダムと女房』(1931年)、邦画初のカラー作品とされている『カルメン故郷に帰る』(1951年)、世界に認められた至宝『東京物語』(1953年)、国民的な喜劇シリーズ『男はつらいよ』(1969年~)など、多くの人に長く愛される作品を製作しています。今回はそんな数多くの映画から、選りすぐりの作品をご紹介します。

 

話題になった名作邦画(日本映画)4選

古い映画だけが名作じゃない!21世紀も語り継がれるべき邦画が次々と誕生しています。時代を的確にとらえ、今を生きる人々の心情を反映した、素晴らしき映画たちに注目を!

1. 武士の一分(2006年)

藤沢周平の時代小説を映画化した山田洋次監督作品には『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』があるが、本作もそれらに並ぶ秀作。藩の務めによって視力を失ったうえに、上役に妻を奪われた武士の復讐が描かれる。貧しくとも生き方を曲げない武士の誇りが、切なくも美しい。木村拓哉の硬派なたたずまいも魅力的だ。

作品情報

公開(年):2006年

ジャンル :時代ドラマ

監督   :山田洋次

キャスト :木村拓哉、檀れい、笹野高史、十代目坂東三津五郎

上映時間 :121分

 

2. 空飛ぶタイヤ(2018年)

運送会社を営む男が気づいたトラックの欠陥。同じころ、トラック会社の系列である銀行の行員が同自動車メーカーの不正に気付く。その間に潜む真実とは!?

『半沢直樹』シリーズの人気作家、池井戸潤の同名小説を映画化。守るべきもののために不正に立ち上がった男たちの意気が熱い。イキのよい若手俳優たちの熱演にも注目を。

作品情報

公開(年):2018年

ジャンル :人間ドラマ

監督   :本木克英

キャスト :長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生、深田恭子

上映時間 :120分

 

3. ザ・ファブル(2019年)

南勝久の同名人気コミックを岡田准一の主演で映画化。仕事ぶりが目立ちすぎたため、ボスに“一年間、誰も殺すな”という隠遁命令を下された凄腕の殺し屋。普通の生活を送ろうと奮闘するも、トラブルは彼を放っておかなかった! 

本格派の肉弾アクションはもちろん、どこかトボケた主人公像からにじみ出るユーモアも味。

作品情報

公開(年):2019年

ジャンル :アクション

監督   :江口カン

キャスト :岡田准一、木村文乃、山本美月、佐藤浩市

上映時間 :123分

 

4. 超高速!参勤交代(2014年)

江戸時代中期、8日間の参勤交代を4日間で成し遂げよ……との命令を幕府から下された弱小藩。そこで彼らが実行に移した奇策とは!?

優秀な脚本に送られる城戸賞を受賞し、ノベライズがベストセラーとなった傑作シナリオを映画化。近道を探したり、忍者を雇ったりなどの悪戦苦闘が面白い。逆境に立ち向かう人々の熱意も魅力。

作品情報

公開(年):2014年

ジャンル :時代ドラマ

監督   :本木克英

キャスト :佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛士、寺脇康文

上映時間 :119分

 

時代を超える昭和の名作邦画(日本映画)3選

素晴らしい映画は時を超えて観客の心に届くもの。今なお愛され続け、新しい世代にも響き、なおかつ国境をも超える、そんな昭和の名作。見逃し厳禁です!

1. 東京物語(1953年)

東京物語

世界中のフィルムメーカーの指標となった、日本が誇る名作中の名作。家庭を持った子どもたちのもとを訪ね歩く老夫婦の旅は、ほろ苦い結末を迎える……。仕事に追われる世代の忙しさと家族愛のギャップ、老いていくことの孤独、そして決して落ち着くことを許されない人間のさが。

名匠、小津安二郎が端正に、人生の縮図を描き出す。

作品情報

公開(年):1953年

ジャンル :人間ドラマ

監督   :小津安二郎

キャスト :原節子、笠智衆、東山千栄子、山村聡

上映時間 :135分

 

2. 幸福の黄色いハンカチ(1977年)

第一回日本アカデミー賞をはじめとする、国内の映画賞を独占した感動作。道中をともにする若い男女が旅の途中で出会った、前科者の男。愛する者のもとへ帰ろうとしている彼の旅の終着地は?

人生の機微を体現した高倉健の名演、若き日の武田鉄矢と桃井かおりの好演ともども、味わい深いドラマを堪能して欲しい。

作品情報

公開(年):1977年

ジャンル :人間ドラマ

監督   :山田洋次

キャスト :高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり

上映時間 :108分

 

3. 蒲田行進曲(1982年)

蒲田行進曲

直木賞を受賞したつかこうへいの戯曲を鬼才、深作欣二が映画化。しがない大部屋俳優が、憧れの大スターに妊娠した愛人を押し付けられる。彼女と所帯を持とうと奮闘する彼の未来はどうなる!?

体を張って生きる人間の熱意をときにホットに、ときにユーモラスに活写。これが出世作となった風間杜夫と平田満の好演にも注目を。

作品情報

公開(年):1982年

ジャンル :人間ドラマ

監督   :深作欣二

キャスト :松坂慶子、風間杜夫、平田満、高見知佳

上映時間 :109分

 

サスペンスの名作邦画(日本映画)3選

復讐・怒り・因縁・怨恨・欲望……人間の内部を鋭く見据え、それに基づいて紡ぎ出されたサスペンスは見応えがあります。そんな力作を紹介。これらを見ずして、サスペンスは語れません!

1. 砂の器(1974年)

列車の操車場構内で発見された他殺死体。捜査は難航を極め、迷宮入りと思われたが、若き刑事が見つけた新聞記事から、意外な事実が浮かび上がる……。松本清張原作の名編を映画化。スリリングなドラマの果ての、親子の宿命のドラマが観る者の涙腺を刺激せずにおかない。芥川也寸志による音楽の美しさも印象に残る。

作品情報

公開(年):1974年

ジャンル :サスペンス

監督   :野村芳太郎

キャスト :丹波哲郎、森田健作、加藤剛、加藤嘉

上映時間 :143分

松竹おすすめのサスペンス・ミステリー映画はこちらの記事で詳しく紹介しています。気になる方はぜひご覧ください。

▼絶対おすすめ!邦画(日本映画)サスペンス・ミステリーの松竹作品15選

 

2. クリーピー 偽りの隣人(2016年)

元刑事の犯罪心理学者が妻とともに新たな街に引っ越してくる。彼らを迎える、どこか挙動不審な隣人。6年前の一家失踪事件を調査し始めた学者は、それが隣人と結びついているのではと疑念を抱く……。国際的に評価されるスリラーの名手、黒沢清の手腕が冴える逸品。ジワジワと罠にはまっていく主人公にふんした西島秀俊の熱演も光るが、不気味な隣人にふんする香川照之の怪演は鮮烈で、夢に出てきそうなほどの恐ろしさだ!

作品情報

公開(年):2016年

ジャンル :サスペンス

監督   :黒沢清

キャスト :西島秀俊、竹内結子、川口春奈、香川照之

上映時間 :130分

 

3. ゼロの焦点(1961年)

松本清張のベストセラー小説を、後に『砂の器』も手がける野村芳太郎が映画化。東京から金沢へと出張に出向き、そのまま失踪した夫。その謎を追う妻の奔走が描かれる。事件の背景には、戦後の困難な時代を生き延びねばならなかった女性たちの、捨て去りたい過去が。高度経済成長期の社会の闇が見える点は興味深い。言うまでもなくドラマはスリリングで、とりわけ能登の断崖絶壁での緊張感みなぎるクライマックスは見逃せない。

作品情報

公開(年):1961年

ジャンル :サスペンス

監督   :野村芳太郎

キャスト :久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子、加藤嘉

上映時間 :95分

 

感動必至の名作邦画(日本映画)3選

泣きのドラマは松竹映画のお家芸。あざとい演出をほどこすまでもなく、キャラクターを丁寧に描くことによって生まれる、深みのある感動を味わってみましょう。

1. ハチ公物語(1987年)

ハチ公物語

有名な忠犬ハチ公の実話を映像化。秋田犬の子犬が、東京の大学教授の家に引き取られる。ハチと名付けられたこの子犬は、雨の日も雪の日も渋谷駅で主を待ち続け、教授が世を去った後もそれは続いた……。人間と動物の強い絆を描き切り、観客の感情をしっかりつかむ演出は絶妙。2007年にはリチャード・ギアの主演によるハリウッド・リメイク版『HACHI 約束の犬』が公開され、こちらも好評を博した。

作品情報

公開(年):1987年

ジャンル :ドラマ

監督   :神山征二郎

キャスト :仲代達矢、八千草薫、石野真子、柳葉敏郎

上映時間 :107分

 

2. 8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年)

岡山に暮らす夫婦の実話に基づいたラブストーリー。結婚を控えた若いカップルを、突然悲劇が襲う。難病によって、いつ目覚めるかわからない昏睡に陥った花嫁。花婿は彼女の回復を待ち続ける……。献身的に合いする者に寄り添う男の、信じる力と強い気持ち愛が胸を打つ。佐藤健と土屋太鳳が愛と苦悩のドラマを織りなす。『ラーゲリより愛をこめて』の瀬々敬久監督による、深みのある人間ドラマの演出にも注目を。

作品情報

公開(年):2017年

ジャンル :恋愛

監督   :瀬々敬久

キャスト :佐藤健、土屋太鳳、杉本哲太、薬師丸ひろ子

上映時間 :119分

 

3. こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年)

難病の筋ジストロフィーを患いながらも、ボランティアに支えられて自立生活をおくる男。新たにボランティアとなった少女は、彼のワガママに振り回されながらも、そのバイタリティに触れ、心を開いていく。大宅壮一ノンフィクション賞に輝く名著を映画化。障がいを持つ者とボランティアの交流を見つめながら、人間同士の対等な関係や優しさを温かく問いかける。大泉洋の熱演が、笑いと涙のドラマをしっかり支えている。

作品情報

公開(年):2018年

ジャンル :人間ドラマ

監督   :前田哲

キャスト :大泉洋、高畑充希、三浦春馬、原田美枝子

上映時間 :120分

 

ずっと楽しめる邦画(日本映画)の名作シリーズ2選

長きにわたって観客を笑って泣かせてきた、長寿喜劇シリーズ。日本人なら誰でも知っている……といっても決して大げさではありません。そんな2トップを紹介。何本見てる?

1. 男はつらいよ(1969年〜)

その日暮らしで旅暮らし、故郷、柴又にふらりと戻ってきては恋騒動を起こしてしまう、フーテンの寅こと、車寅次郎と、彼を迎える家族との交流を笑いと涙で描いた国民的な喜劇シリーズ。寅さんを演じた渥美清が68歳で急逝する1996年まで48作が作られ、2019年には過去のフッテージを織り込んだ新作『男はつらいよ お帰り 寅さん』が製作され、ファンを喜ばせた。大らかなユーモアと下町の人情味が、色あせない魅力を放つ。

作品情報

公開(年):1969年~

ジャンル :喜劇

監督   :山田洋次、他

キャスト :渥美清、倍賞千恵子、前田吟、笠智衆

『男はつらいよ』については公式サイトがありますのでそちらもぜひ見てみてください。

 

2. 釣りバカ日誌(1988年〜)

現在も連載が続くサラリーマンコミックを映画化し、『男はつらいよ』に劣らない支持を得た喜劇シリーズ。万年ヒラ社員のハマちゃんと社長スーさんという、釣りが何より好きな名コンビが、オフィスや休暇先、出張先で騒動を巻き起こす。西田敏行と三國連太郎の名優ふたりによるアドリブまじりの丁々発止は、多くの笑いの見せ場を生み出してきた。2009年までに番外編を含めて、全22作が作られている。

作品情報

公開(年):1988年~

ジャンル :喜劇

監督   :栗山富夫 他

キャスト :西田敏行、三國連太郎、石田えり、山瀬まみ

『釣りバカ日誌』については公式サイトがありますのでそちらもぜひ見てみてください。

 

名作邦画(日本映画)を生み出した監督たち

アジア映画が世界的に注目される現代だが、日本の監督たちはいち早く世界に名作を放ち、長きにわたった注目を集めてきた。歴史に名を刻み、今へとバトンをつないできた、そんな名だたる巨匠たちを、ぜひ覚えておこう。

小津安二郎

ヴィム・ヴェンダースやジム・ジャームッシュを筆頭に世界中の映画監督が目標にし、敬意を表明している名匠中の名匠。2023年は生誕120周年イヤーにあたる。家族の関係や人生の機微を描き続け、『晩春』や『麥秋』などの名作を発表。とりわけ『東京物語』は、世界中の映画人を魅了した傑作として語り継がれている。特徴的なローアングルの映像による、丁寧なストーリーテリングはあらゆるフィルムメーカーの手本となった。

映画界を魅了する小津監督の映画人生と松竹おすすめの作品は別の記事でも紹介しています。

▼関連記事:2023年に生誕120年を迎える小津安二郎。世界を魅了する映画作りの秘密

 

木下惠介

黒澤明のライバルとして日本映画の黄金期を支え続けた人間ドラマの才人。その手腕は海外でも広く認められており、1958年のヴェネツィア国際映画祭に出品された『楢山節考』はフランソワ・トリュフォーが賞賛。1961年の『永遠の人』は、米アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた。日本では国内の映画賞を独占した『二十四の瞳』(1954年)があまりに有名で、“日本中を泣かせた監督”の異名をとる。

 

 

小林正樹

木下惠介監督の下で助監督として優秀な働きを見せ、監督デビュー後に大きな飛躍を遂げた。とりわけ、代表作『切腹』(1962年)は武家社会の偽善を浮かび上がらせた時代劇の秀作で、カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。完全主義者としても知られており、妥協なき姿勢で取り組み、全6部9時間半の超大作『人間の條件』を放ったことでも知られている。

 

 

山田洋次

91歳の現在も作品をコンスタントに生み出している松竹映画のレジェンドにして邦画界の第一人者。『男はつらいよ』シリーズの生みの親であり、そのほとんどで監督を務めている。同作でもわかるように、つつましく、不器用かつ必死に生きる人々の姿をヒューマニズムとともに描き出した秀作が多い。日本アカデミー賞ではこれまで、『幸福の黄色いハンカチ』(1977年)、『学校』(1993年)、『たそがれ清兵衛』(2003年)で監督賞を受賞。

映画界の巨匠、山田監督の映画にかける思いや受賞作品、松竹おすすめの作品はこちらの記事でご紹介しています。

▼関連記事:巨匠「山田洋次」監督の映画づくりと新作・名作を要チェック!

 

野村芳太郎

サスペンスからコメディまでなんでもござれの万能監督。黒澤明の助監督として経験を積んで認められ、監督デビューを果たす。その名を高めたのは『張込み』(1959年)をはじめとする松本清張の原作作品。山田洋次も脚本家として参加した『砂の器』(1974年)は国内外で高く評価され、モスクワ映画祭では審査員特別賞を受賞する。以後も『鬼畜』(1977年)、『わるいやつら』(1980年)、『疑惑』(1982年)などの大作を松本清張とともに放った。

 

 

気になる邦画(日本映画)の名作はDVDや動画配信サービスで

今や邦画の名作を気軽に楽しめる時代。DVDやブルーレイなどの映像ソフトの充実はもちろん、動画配信サービスもさまざまなサイトで行なわれており、見たい時にすぐ見ることも可能になりました。気になる名作があれば、すぐにチェックを!

まとめ

映画120年の歴史は、とてつもなく多くの作品によってかたち作られてきました。松竹の作品だけでも、これまで5000本以上が製作されています。ここに上げた作品は評価が確立した名作ばかりですが、これ以外にも優れた作品は挙げればキリがないし、世間的に陽の目を見なかった映画の中にも個人的に名作となりうる作品は存在します。邦画の必見作を押さえつつ、自分だけの宝物を探してみてはどうでしょう。

また別の記事で隠れた名作の記事を紹介していますのでこちらもあわせて見てみてくださいね。

▼関連記事:隠れた名作邦画(日本映画)はこれ!見逃し注意の松竹作品16選

この記事を書いた人

相馬学

1966年、秋田県生まれ。情報誌の編集を経てフリーライターとなり30年。「SCREEN」「DVD&動画配信でーた」などの雑誌や劇場パンフレットなどの紙媒体、「シネマトゥデイ」「ぴあ映画生活」などのインターネット媒体で取材記事やレビューを執筆。

※おすすめ作品は松竹の担当者が選びました。

 

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