松竹の2000本以上の映画作品から、オススメ映画をご案内

文字サイズ

1815年12月

12/1

映画の日

『キネマの神様』

1896年のこの日、日本初の映画一般公開が行われたことから、映画を劇場で観ることの魅力を知ってもらうために制定。この頃の映画はスクリーンに映写されるのではなく、覗き込んでみる「キネトスコープ」というエジソンが発明したものでした。”映画の神様”を信じ、映画監督を目指していた男と彼を取り巻く家族の絆や友情を描いた『キネマの神様』でスクリーンに映される映画の素晴らしさを感じて下さい。

12/3

妻の日

『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』

1年最後の月の12月に、「サン(3)クス」と妻に感謝する日。平田家の人々が直面する大騒動を描くシリーズ第3弾『妻よ薔薇のように 家族はつらいよⅢ』のテーマは主婦への賛歌。主婦の仕事がいかに重労働で大変か、理解を深めて奥さんに感謝しましょう。

12/5

木下惠介監督誕生日

『はじまりのみち』

数々の名作、そしてバラエティに富んだ作品を数多く残した木下惠介監督の誕生日。日本初のカラー作品『カルメン故郷に帰る』や不朽の名作『二十四の瞳』、全編セットで歌舞伎の様式を取り入れた『楢山節考』など多彩な作品を手がけました。木下監督生誕100年に作られた『はじまりのみち』では、若き日の木下監督の姿を、大の木下作品ファンの原恵一監督が見事に描きました。

12/8

太平洋戦争開戦

『野火』

1941年のこの日、日本軍がマレー半島、ハワイの真珠湾を攻撃したことから太平洋戦争が開戦しました。この戦争は、1945年8月15日まで続いのたでした。フィリピン・レイテ島での過酷な戦線と極限状態で生きる人間の姿を描いた大岡昇平の原作を映画化した『野火』で、戦争の恐怖と平和は努力があって続くものだということを感じて下さい。

12/10

ノーベル賞授賞式

『天才作家の妻 40年目の真実』

ノーベル賞を創設したスウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベルの命日。全部で6分野あり、ストックホルムのコンサートホールで授賞式が行われる。ぜひこの日はノーベル文学賞を受賞した作家の夫と、彼を支えた妻の間の衝撃的な真実を描いた『天才作家の妻 40年目の真実』をご覧ください。

12/12

小津安二郎監督誕生日・命日

『東京物語』ほか

世界中で多くのファンを持つ日本が誇る小津安二郎監督は、1903年のこの日に生まれました。ロー・ポジションでの撮影や厳密な構図など、”小津調”と呼ばれる独特の美学に基づいた作風は今でも多くの映画ファンを魅了しています。ちょうど50歳の時に代表作の『東京物語』を作り、60歳の還暦の誕生日にこの世を去ったことも、几帳面さを引き立てます。ぜひ小津監督の数々の名作に触れて下さい。

12/14

四十七士討ち入りの日

『元禄忠臣蔵』

1702年のこの日、赤穂浪士47人が江戸・本所松坂町の吉良邸に討ち入りをし、主君の仇討ちを行いました。この日は、赤穂浪士の墓がある泉岳寺などで”赤穂義士祭”が行われます。忠臣蔵を題材にした映画や舞台もたくさんありますが、歌舞伎俳優のスターが勢ぞろいした溝口健二監督の『元禄忠臣蔵』で骨太な古典に触れてみてはいかがでしょう?

12/21

松本清張誕生日

『砂の器』『疑惑』など

日本を代表する作家で、推理小説を大衆文学というメジャーシーンに押し上げた立役者。幅広いジャンルで多くの作品を残し、映画やドラマ化された作品も多数あります。この知の巨人が生まれた日、数多くある清張作品にぜひ触れて下さい。『砂の器』はもちろん、『疑惑』『ゼロの焦点』『張込み』など傑作がたくさんあります!

12/22

働く女性の日

『女ざかり』

一年で一番夜が長い冬至に合わせて、仕事の後もゆっくり過ごせることから制定。新聞社を舞台に、大きな権力と対峙する女性論説委員の生き方を描いた丸谷才一のベストセラー小説を、大林宣彦監督、吉永小百合主演で映画化した『女ざかり』を観て、働く女性の先駆けの勇敢な生き方をご覧ください。

12/24

『釣りバカ日誌』第1作が公開された日

『釣りバカ日誌』

1988年のこの日、『釣りバカ日誌』の第1作が公開されました。三度の飯より釣りが好きな”釣りバカ”のハマちゃんと、ハマちゃんの弟子となった”スーさん”。だが、実はスーさんはハマちゃんが勤める鈴木建設の社長だった!という設定や、仕事より釣りと家庭を大事にするハマちゃんの時代を先取りしたライフスタイルが人気を博し、全22作まで続く大ヒットシリーズとなりました。この時の同時上映は『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』。

12/28

シネマトグラフの日

『エンドロールのつづき』

1895年のこの日、フランス・パリでリュミエール兄弟が発明したシネマトグラフを使って、世界初の映画の有料公開が行われました。それまで覗き込む方式のものはありましたが、スクリーンに映像を映して大勢で見ることで、今のような映画が生まれた瞬間となりました。映画に魅せられて映画監督を目指した少年の人生を描いたインド映画『エンドロールのつづき』で、映画の原体験を感じてみて下さい。

TOPへ戻る