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『ミンナのウタ』『イノセンツ』Blu-ray&DVD発売記念!“こども”がキーになる背筋の凍る映画5選

真冬に暖かい部屋で食べるアイスは格別!と“冬アイス”が流行ったりする昨今。ポカポカこたつで、最高に背筋がゾクゾクする映画を観る“冬映画”もなかなか乙なもの。

そんなシチュエーションにピッタリな映画 『ミンナのウタ』のBlu-ray&DVDと『イノセンツ』のBlu-rayが発売! 全く印象の異なる映画ですが、実は“こども”という共通のキーワードでつながっている2作品。今日は、ひんやり“冬映画”を満喫できる、“こども”にまつわるおススメ映画を5本ご紹介します!

 

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特集作品

ミンナのウタ

人気ラジオ番組のパーソナリティを務める、GENERATIONSの小森隼。収録前にラジオ局の倉庫で30年前に届いたまま、放置されていた「ミンナノウタ」と書かれた一本のカセットテープを発見する。その後、収録中に不穏なノイズと共に「カセットテープ、届き…ま…した…?」  という声を耳にした彼は、数日後にライブを控える中、突然姿を消してしまう。マネージャーの凛は、事態を早急且つ秘密裏に解決するため、元刑事の探偵・権田に捜査を依頼。メンバー全員に聞き取り調査を進めるが、失踪した小森がラジオ収録の際に聞いた「女性の鼻歌のような、妙なメロディーが頭から離れない」と言っていたことが判る。そして、リハーサル中に他のメンバーたちも “少女の霊”を見たと証言。ライブ本番までのタイムリミットが迫る中、リーダーの白濱亜嵐、凛、権田は捜索に乗り出す。やがて、少女の霊の正体は、“さな”という女子中学生だということが判明するが、彼女が奏でる“呪いのメロディー”による恐怖の連鎖が始まり・・・。一体、彼らに何が起こっているのか? この先に待ち受ける、想像を絶する結末とはーーー!?

イノセンツ

緑豊かな郊外の団地に引っ越してきた9歳の少女イーダ、自閉症で口のきけない姉のアナが、同じ団地に暮らすベン、アイシャと親しくなる。ベンは手で触れることなく小さな物体を動かせる念動力、アイシャは互いに離れていてもアナと感情、思考を共有できる不思議な能力を秘めていた。夏休み中の4人は大人の目が届かないところで、魔法のようなサイキック・パワーの強度を高めていく。しかし、遊びだった時間は次第にエスカレートし、取り返しのつかない狂気となり<衝撃の夏休み>に姿を変えていく─ 。

こどもつかい

新人記者の駿也(有岡大貴)は、郊外で起こった連続不審死事件を追ううちに奇妙な偶然に辿りつく。小さなこどもが失踪した3日後に、その周りの大人が死んでいるのだ。死んだ大人たちはこどもに怨まれていたという。街の人々の間に広がる、“こどもの呪い”の噂。これは人の手による殺人なのか?それとも呪いなのか?失踪し、戻ってきたこどもたちが口ずさむ歌に事件解決の糸口を見出した駿也は、先輩記者からの忠告も聞かず、取材にのめり込んでいく…。そんななか、駿也の恋人で保育士として働く尚美(門脇麦)が、小さな行き違いから担当する児童のひとり・蓮(中野遙斗)の怨みを買ってしまう。蓮は、母を亡くし児童相談所に引き取られたが、まもなく失踪。再び現れた蓮の口ずさむ歌を聞き、駿也は、尚美にも“こどもの呪い”がかけられたことを悟る。このままでは尚美が3日後に命を落としてしまう…!尚美を救うため、呪いの核心に近づこうと、尚美とともに聞き込みを続ける駿也。そんな2人の前に突如現れた謎の男“こどもつかい(滝沢秀明)”。男の笛の音と共に、物影から、廊下の奥から、そして背後から、次々に“こどもの霊”が現れ、襲い掛かる!恐怖のどん底に追い詰められていく駿也と尚美。“こどもつかい”とは何者なのか?果たして2人は、この“呪い”と“怨み”から逃れることができるのかーー。

震える舌

東京の郊外の団地に三好昭と妻の邦江、娘の昌子の三人家族は住んでいる。その付近には、まだ葦の繁みがあり、昌子は湿地の泥の中を蝶を追って捕虫網をふりまわしていた。昌子はすんでのところで珍しい蝶を取り逃がしてしまった。その晩、昌子は夢を見た。蝶がぐんぐん自分に迫り、目の中に飛び込んで来た。「こわいよ」と叫ぶ昌子。かけつけてきた昭は、ぞっとする何かを感じ、身震いするのだった。
数日後、邦江は昌子の小さな異常に気づいた。食事中、昌子は食物をポロポロこぼし、トイレに立った後姿は鵞鳥のような歩き方をしている。風邪かなと邦江は心配した。しかし、その直後、昌子は絶叫をあげて倒れた。白い歯の間に小さな赤い舌がはさまってもがいていた。邦江は舌をはずそうとするが、昌子の顎はけいれんして動かない。救急車で病院へ運ばれる途中も、昌子の発作は続いた。舌を噛まないように差し込んだ昭の指はくい破られ、血が吹きだしていた。
大学病院で、昌子は医師団に裸にされ、何時間も調べられた。「テタナスだ!」と叫ぶ医師たち。テタナスとは、幾億年も昔、まだ人類などいない頃、地球に存在した微生物だ。酸素を嫌うこの微生物は、その後絶滅したかに思われたが、湿地の泥の中や鉄のサビの中など、酸素の少ない場所にじっとひそんでいたのだ。テタナスは、ほんの僅かな傷口から人間の体内に侵入し、二〇グラムで日本を絶滅させるという。そのテタナスが昌子の体の中に凄みついたのだ。
テタナスに対抗するためには光と音を遮断することが絶対に必要であるという。昌子は暗い病室の中でビニールの酸素テントをかぶされ、ベッドの枠に手足を縛りつけられている。噛み合った歯はへし折れ、金属のエア・ウェイがくわえさせられている。昌子はうめき声をあげ、体を弓なりに反らせる。これ以上反ったら、背骨が折れてしまう。昭、邦江の不眠の数日が続く。もうろうとする昭の頭に「昌子に噛まれた指の傷から、奴等が入り込んだのでは」という恐怖が生まれた。邦江も「わたし、うつっちゃった。死んでしまうんだわ」と妄想に取りつかれた。今、三人の親娘は完全にテタナスのとりことなっていた。平和な家庭は、一転して、底知れぬ地獄の中に投げこまれてしまったのだ。

ルイの9番目の人生

天使のように愛くるしい少年ルイ・ドラックスの人生は、まるで何かに呪われているようだった。出生からわずか8年間で生死の境をさまよう大事故を8度経験してきたルイは、9歳の誕生日に両親と一緒に海辺のピクニックに出かけ、断崖絶壁から転落するという9度目の悪夢に見舞われてしまったのだ。どうしてルイは、これほどまでに不運な星の下に生まれたのか。病院のベッドで眠り続ける彼の周囲で奇妙な出来事が相次ぐのはなぜなのか。この小さな命を救おうと尽力する担当医パスカルは、あまりにも多くの謎をまとうルイの秘密を解き明かそうとするのだが……。

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