©1995 松竹株式会社
GONIN
- 公開年月日
- 1995年9月23日
- キャスト
- 佐藤浩市
本木雅弘
根津甚八
竹中直人
椎名桔平
木村一八
永島敏行
鶴見辰吾
ビートたけし
- スタッフ
- 脚本:石井隆
監督:石井隆
撮影:佐々木原保志
照明:牛場賢二
美術:山崎輝
音楽:安川午朗
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
アクション
- 本編尺
- 109分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1995年
Introduction(作品紹介/概要)
キレたら止まらない!鬼才・石井隆監督が、佐藤浩市、本木雅弘、竹中直人、ビートたけしら超豪華キャストを迎えてスタイリッシュに描く傑作バイオレンスアクション!
Story(あらすじ)
バブル経済は崩壊し、社会から弾き出された5人の男がいる。多額の借金を背負い込んだり、リストラで突然解雇されたりで人生の瀬戸際に立たされた彼らは、生き残りをかけて一発逆転の賭けに出る。暴力団の事務所を襲い、金庫にねむっているアブク銭の強奪!
計画はまんまと成功。奪った金を山分けして、5人は新しい人生に踏み出すはずだったが、暴力団の報復がはじまり、5人VS暴力団の血で血を洗う壮絶な戦いの火ぶたの幕がきっておとされる――。
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「GONIN」のちょっといいセリフ
ったく。仕事から帰ってきたら風呂も沸いてない。
- セリフを選んだ理由
- 久しぶりに帰った自宅で、風呂に入ろうとし浴室を覗いた時に萩原昌平(竹中直人)がつぶやいた独り言。
この発言は、独り言だからまだよかったものの、その下地・背景にあると思われる、夫(父)は外で仕事をし金を稼ぎ、妻(母)は家を守り子を育て、夫の疲れを癒すべく甲斐甲斐しく世話をする、なんて思想は論外でしょう。
もっとも、夫婦によってはそれぞれの役割を当人納得の上で分担している場合もあるので、他人の夫婦(家庭)のありように第三者が軽々しく口を出すべきではありませんが…。
ちなみに、夫であり父である萩原昌平は、上記の発言(だけ)によれば、おそらく一般的には、一生懸命に仕事をし金を稼ぎ一家を養っているという自負心の塊のように思われますが、実際は仕事をしていない、リストラされたサラリーマンです。そのことを家族に言い出せずに、出張続きで仕事が忙しいと嘘をつき、家に帰らず毎日外で暇をつぶす日々を過ごしています。
この発言は、その鬱屈に起因する悪辣な暴言なのかもしれません。あるいは、自分が仕事をしているという嘘にリアリティを持たせるための演出なのかもしれません。
そして、その一方で、実は彼の家族は・・・