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男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(第29作)
- 公開年月日
- 1982年8月7日
- キャスト
- 渥美清
倍賞千恵子
いしだあゆみ
十三代目片岡仁左衛門
柄本明
前田吟
下條正巳
三﨑千恵子
- スタッフ
- 原作:山田洋次
脚本:山田洋次/朝間義隆
監督:山田洋次
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
美術:出川三男
音楽:山本直純
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 110分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1982年
- ロケ地
- 長野県 大町市
長野県 北安曇郡 白馬村
京都市 左京区
京都市 北区
京都市 東山区
京都府 与謝郡 伊根町
神奈川県 鎌倉市
神奈川県 藤沢市
滋賀県 彦根市
Introduction(作品紹介/概要)
寅さんがマドンナに惚れられアタックされてしまう。いしだあゆみ演じるかがりは、これまでシリーズにはなかった「男と女の関係」という具体的なモーションを寅さんに働きかける。丹後半島の伊根のかがりの家で、寅さんの寝床にそっと彼女が忍びよるシーンは、寅さんならずともドギマギしてしまう。清楚で内気な女性に秘められた情熱。とらやを訪ねたかがりが、寅さんを鎌倉へのデートに誘う。しかし、満男が付き添いでやってきて…。歌舞伎俳優の片岡仁左衛門演じる加納作次郎は、誰しも尊敬する人間国宝、しかし、寅さんにとっては、ただの爺さんという感覚。明るい笑いのなかに、ドキリとする描写を忍ばせる大人の物語。
Story(あらすじ)
葵祭で賑わう京都。寅さんは一人の老人と知り合う。高名な陶芸家とも知らず一夜世話になる。そこに美人のお手伝いがいて名はかがり。師匠は弟子の相手にと考えていたが当の弟子は金持ちの娘と結婚するという。失意のかがりは故郷、丹後へ帰ってしまう。彼女のいない京都に未練はなく寅さんの足は丹後に向く。早速かがりの家に厄介になるのだが積極的なかがりから逃げるように東京へ帰ると寝込んでしまう。かがりは一大決心で上京してくる。鎌倉でのデートにこぎつけるが寅さんは甥の満男を連れて行く始末。彼女の気持を知りながら応えられない寅さんの切ない恋を描くシリーズ第29作。
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「男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(第29作)」のちょっといいセリフ
お前もいずれ、恋をするんだなぁ。あぁ、可哀想に。
- セリフを選んだ理由
- 丹後から帰ってきた寅次郎は、珍しく憔悴し寝込んでいた。というのも、旅先で出会った、美しい未亡人かがり(いしだあゆみ)に恋し惚れ込んでしまっていたからだ。なおかつ、なんと今回はかがりの側も寅次郎に思いを寄せていた…。そんな稀にみる事態に憔悴し寝込んでいた寅次郎が、気づいたら少年に育っていた妹さくら(倍賞千恵子)の息子・満男(吉岡秀隆)に向けた言葉。一方的なものばかりとはいえ、恋というものに内在する悲喜交々の、特に悲しみ、すなわち失恋を何度も味わってきた寅次郎だからこその、これから青年となる満男の将来をを案じたつぶやき。