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男はつらいよ 翔んでる寅次郎(第23作)
- 公開年月日
- 1979年8月4日
- キャスト
- 渥美清
桃井かおり
布施明
木暮実千代
倍賞千恵子
前田吟
三﨑千恵子
下條正巳
- スタッフ
- 原作:山田洋次
脚本:山田洋次/朝間義隆
監督:山田洋次
撮影:高羽哲夫
照明:青木好文
美術:出川三男
音楽:山本直純
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
コメディ
人間ドラマ
- 本編尺
- 107分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1979年
- ロケ地
- 北海道 白老町 字虎杖浜
北海道 千歳市 支笏湖
東京都 千代田区
東京都 台東区 浅草
東京都 葛飾区 柴又
Introduction(作品紹介/概要)
田園調布のお嬢さんを田園地帯の貧しい娘と勘違いしてしまう寅さん。ウエディングドレスを来たまま、若いマドンナがとらやに現れる。『幸福の黄色いハンカチ』(77年)で、山田洋次監督と出会った桃井かおりの、ユニークなキャラクターをそのまま「男はつらいよ」の世界に登場させている。何不自由なく育ってきたお嬢さんが、マリッジブルーに悩み、本当の幸せについて真剣に考える。その婚約者に布施明。二人がもう一度、お互いを意識し合う場面は、山本直純の音楽とともに、観客を幸福な気持ちへと誘う。
Story(あらすじ)
満男が書いた作文で気まずくなり旅に出た寅さんは、北海道で男に襲われかけたひとみを救った。ひとみは結婚を間近かに控えていたが何となく気が重そうだった。数日後、結婚式を逃げ出したひとみは柴又へ寅さんに会いに来た。母が迎えに来ても自分で生計を立てるというひとみはとらやで暮らし、寅さんは恋人きどりを始めた。そこへ結婚するはずだった邦男が度々訪れ、失恋豊富な寅さんに慰められた。やがて邦男はアパートに来たひとみに「好きだ」と初めて口にし、ひとみは再び結婚を決意するのであった。
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「男はつらいよ 翔んでる寅次郎(第23作)」のちょっといいセリフ
お前、さしずめインテリだな?それじゃ余計女にモテないよ。ダメだ、あきらめな。
- セリフを選んだ理由
- 行商先の北海道・支笏湖畔で、男(湯原昌幸)に襲われかけたひとみ(桃井かおり)を救った寅次郎(渥美清)。ひとみは田園調布の富豪令嬢で、結婚を間近かに控えていたがマリッジブルーからの現実逃避で北海道を旅していた。帰京後まもなく、結婚式を逃げ出し柴又へ寅次郎に会いに来たひとみは、とらやで暮らし始め、寅次郎との距離が縮まる。しかしそこへひとみと結婚するはずだった邦男(布施明)が度々訪れるようになり、ひとみへの執着を見せる。失恋豊富な寅次郎は邦男を慰めるが、難解な御託を並べる邦男に対して、ひとみを諦めるよう言い放った言葉。辛辣な放言に聞こえるかもしれないが、寅次郎は、容姿端麗な見た目や家柄だけではなく、意外に純朴で真っ直ぐな邦男という男の天性の魅力を理解しており、そのうえで男らしい潔さを身につけるよう示唆する、温かい言葉です。