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鬼平外伝 正月四日の客
- キャスト
- 松平健
柄本明
市毛良枝
益岡徹
山田純大
平泉成
- スタッフ
- 原作:池波正太郎
脚本:金子成人
監督:井上昭
撮影:南野保彦
音楽:遠藤浩二
- 区分
- TVドラマ
- ジャンル
-
時代劇
人間ドラマ
- 本編尺
- 77分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 2012年
Introduction(作品紹介/概要)
「鬼平犯科帳」の原点といわれる、池波正太郎の短篇集「にっぽん怪盗伝」を映像化した「鬼平外伝」シリーズ第3弾。主演の松平健が、裏社会に生きる盗賊役に挑む。本作の舞台は、江戸のとある蕎麦屋。そこで出される“信州さなだ蕎麦”をきっかけに、蕎麦屋の亭主と盗賊の不思議な交流が始まる…。「人の心」と「食べ物」が取り持つ縁を描いた、池波文学の魅力が凝縮されたドラマが誕生。
Story(あらすじ)
寛政三年正月四日。本所・枕橋に〈さなだや〉という名の小さな蕎麦屋があった。
この店では、主の庄兵衛の定めた慣わしで、正月四日には毎年、信州の〈さなだ蕎麦〉だけを客に出していた。
ねずみ大根の汁を合わせたこの蕎麦は舌が曲がるほどに辛く、それを知る客は誰も足を踏み入れようとしなかった。
しかし、偶然店を訪れたひとりの男がいた。大店(おおだな)の主人風のその男は、誰もが敬遠するその味を懐かしみ、次々と蕎麦を平らげた。
そして、正月四日にしか味わえないことを知ると、「来年また来る」とだけ告げて去っていった。翌年も、その次の年も男は現れた。
男との不思議な交流が何年も続いていくうちに、庄兵衛は正月四日の客に親愛の情を抱きはじめていた。
そんなある日、庄兵衛は店を訪れた御用聞きの清蔵から、火付盗賊改方が長年追っている腕に刺青のある盗賊の話を聞き、一抹の疑念が胸をよぎる――。
そして迎えた寛政七年正月四日。庄兵衛はある決意を胸に、正月四日の客を待っていた――。
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