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光る壁画

キャスト
佐藤隆太
加藤あい
中村俊介
萩原聖人
スタッフ
原作:吉村昭『光る壁画』(新潮文庫)
脚本:後藤法子
監督:髙橋伸之
音楽:遠藤浩二
区分
TVドラマ
ジャンル
人間ドラマ
本編尺
90分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
2011年

Introduction(作品紹介/概要)

戦後の絶望の中、胃カメラの開発に挑んだ男たちの不屈の情熱と彼らを支えた妻の愛を描く、感動のドラマ!

Story(あらすじ)

昭和24年春――。戦争の傷跡が大きく残る東京。 オリオンカメラの諏訪工場から、渋谷の研究所に転勤となった曾根菊男(佐藤隆太)は、出勤早々、研究員の松浦辰男(萩原聖人)から、ろくに説明もされないまま、東大医学部付属病院に外科医・梶哲朗(中村俊介)を訪ねるよう指示される。「問題は、胃なんですよ」。梶は、初対面の菊男に対し、唐突にこう言った。梶によると、食糧難の影響で胃を患う人が急増、胃潰瘍はもちろん、胃がんの死亡者も増える一方だという。だが、従来のレントゲンでは陰影しかわからず、病変を直接見ることができない。梶はなんと胃にカメラを入れて、胃の壁を写真に撮りたいのだと話す。あまりに突拍子もない発想を持ちかけられ、菊男は驚き、呆れた。海外でも、そんなカメラは誰も作っていない。
研究が進まないことに梶は業を煮やし、自らオリオンカメラにやって来て、松浦に会わせてくれと言ってきた。松浦は位相差顕微鏡の仕上げのため諏訪工場に行ったきりだと菊男が答えると、梶は今から諏訪に行くという。止める間もなく出かけていく梶に、仕方なく菊男も同行した。そして軍医として戦地に赴任した際、最低限の治療しかできず、救えるはずの多くの命を見捨ててきた辛い過去を告白する。戦争で苦しい思いを経験した松浦、そして菊男にも、梶の思いが届いた…。
梶、松浦、そして菊男の3人による、夜を徹した議論が始まった…。この時、胃カメラの開発は大きな一歩を踏み出したのだった。
こうして、具体的な開発がはじまった。人間の咽喉の広さは、平均14ミリ。無理なく通すためには、管は12ミリ以下で食道を突き破らないよう柔らかな材質でなければならない。管が12ミリということは、その先端に入るカメラは直径8ミリ以下。それも、続けて何枚も撮影できるような性能を持つカメラでなければ…。菊男たちはレンズ設計担当・塚本修二郎(市川亀治郎)やランプ職人の佐藤敏夫(寺島進)らを巻き込んで研究に取り組むが、かつてない困難が次々とふりかかる。

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