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公開年月日
1948年4月4日
キャスト
水戸光子
小澤栄太郎
スタッフ
脚本:木下惠介
監督:木下惠介
撮影:楠田浩之
照明:豊島良三
美術:平髙主計
音楽:木下忠司
区分
邦画
ジャンル
人間ドラマ
本編尺
67分
カラー
モノクロ
製作国
日本
製作年
1948年
公式サイト
https://www.cinemaclassics.jp/kinoshita/

Introduction(作品紹介/概要)

物資も予算も乏しい戦後の日本映画界の中、たった二人きりのキャストを伴い、思い切って撮影所を飛び出してオール・ロケを敢行して完成させた木下惠介監督ならではの実験精神に満ちた意欲的ヒロイン映画。どうしようもない男の内から醸し出される優しさと狡猾さ、そんな男に翻弄される中から頭をもたげていく女の強さと非情さ、その双方が舞鶴や箱根、熱海と、戦後まもない日本の牧歌的な景色を背景とするロード・ムービー感覚と、俳優の顔のサスペンスフルなアップの対比で描かれていく。クライマックスの火事場シーンは、ライバルでもある黒澤明監督からも絶賛された。

Story(あらすじ)

ダンサーの敏子は、恋人でもあるやくざ稼業の正に無理やり箱根へと連れていかされる。どうやら正は罪を犯したようなのだが、そんな彼から敏子はなかなか逃れられず……。

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