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誘惑
- 公開年月日
- 1947年12月16日
- キャスト
- 原節子
佐分利信
山内明
杉村春子
- スタッフ
- 脚本:新藤兼人
監督:吉村公三郎
撮影:生方敏夫
照明:加藤正雄
音楽:木下忠司
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ラブストーリー
- 本編尺
- 85分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1948年
Introduction(作品紹介/概要)
前年の『安城家の舞踏会』の製作スタッフがそのまま顔をそろえて、新藤兼人のシナリオ、吉村公三郎がメガフォンをとり、カメラは生方敏夫の担当。吉村としては『象を喰つた連中』『安城家の舞踏会』に次ぐ終戦後第三回作品。『安城家の舞踏会』に次いで新東宝の原節子を起用した。恩師の墓標に詣でた代議士の矢島(佐分利信)は、そこで遺児の孝子(原節子)に出会い彼女の生活の援助を申し出る。家庭教師の名目で矢島の家の人となった孝子は子供たちに慕われるが、療養所にいる妻・時枝(杉村春子)だけは彼女に嫉妬の念を抱いていた…。
1947年12月11日 国際劇場にて先行公開
Story(あらすじ)
代議士の矢島は、恩師である人見の新しい墓標に詣でた時、孝子に出会い彼女の生活のあらゆる援助を申し出た。家庭教師の名目で隆吉の家の人となった孝子は、子供たちにも慕われ家庭に明かりを灯した。
ある日、孝子も伴って妻・時枝の療養所を訪れると、時枝の心に孝子に対する嫉妬の念が生まれてしまう。許されるべき恋ではない、抑え切れない愛情に矢島と孝子はいつしか体を求め合う。二人の関係に気づいた時枝は嫉妬に狂って孝子を罵倒した。その場から立ち去った孝子は、同じ下宿で医学の道を志した武田とともに朝の汽車で彼の田舎に帰ることを約束した。
しかし、隆吉の長女直子から時枝の病状悪化を伝える知らせに、孝子はかけつけ、静かに消えてゆく息の下から「隆吉と子供を幸福にして下さい」と頼む時枝の言葉に孝子の体一杯の慟哭は続いた。武田は全てを諦め汽車の人となってゆく・・・。
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