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長屋紳士録

公開年月日
1947年5月20日
キャスト
飯田蝶子 
青木放屁 
小澤榮太郎 
吉川満子 
河村黎吉 
三村秀子 
笠智衆 
坂本武 
高松榮子 
長船フジヨ 
河野祐一
スタッフ
脚本:小津安二郎/池田忠雄
監督:小津安二郎
撮影:厚田雄春
美術:浜田辰雄
音楽:斎藤一郎
区分
邦画
ジャンル
人間ドラマ
本編尺
72分
カラー
モノクロ
製作国
日本
製作年
1947年
公式サイト
https://www.cinemaclassics.jp/ozu/

Introduction(作品紹介/概要)

焼け野原で迷った孤児を、文句を言いつつも引き取って面倒を見てやる長屋の心ある人々。シンガポールから引き揚げてきた小津安二郎監督の戦後第1作で、飯田蝶子、河村黎吉、笠智衆といった大船の名優たちが再び結集し、新しい小津世界を築き上げるきっかけとなった。

Story(あらすじ)

東京の焼け跡に復興の家がぼつぼつ建ちはじめ、昔なじみの顔もそろってきた。数年前夫を失い、続いて一子をも失ったおたね(飯田蝶子)は、たった一人で昔通りの荒物屋を開いている。ある日彼女の家の裏に住む占見登竜堂先生は一見戦災孤児のような少年幸平(青木放屁)を拾ってきた。しかし自分で育てる力のない登竜堂はそれをおたねに押しつけた。おたねは内心甚だ迷惑に思ったが、別にどこへ行かすあてもないので仕方なく一夜だけ泊めてやる。そして翌日近所の家々を頼んで歩いたが、どの家庭を見て、一人暮らしのおたね以上に幸平を養うのに適した家はなかった。おたねはかつて父と共に住んでいたという田舎の町へ幸平を連れて出かけたが、求める家は見当たらなかった。今はおたねも幸平を捨てる訳にもゆかず、やむを得ずまた自分の家に連れ戻ってきて・・・

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