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大曾根家の朝
- 公開年月日
- 1946年2月21日
- キャスト
- 杉村春子
三浦光子
小沢栄太郎
東野英治郎
徳大寺伸
- スタッフ
- 脚本:久板栄二郎
監督:木下惠介
撮影:楠田浩之
照明:豊島良三
美術:森幹男
音楽:浅井挙曄
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 81分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1946年
Introduction(作品紹介/概要)
戦争が終わり、それまでの情報局に代わってアメリカGHQの占領下に置かれた日本映画界の中で、木下惠介監督はGHQの民主化政策に沿いつつ、それまで自分たちを苦しめてきた戦争と軍国主義への怒りをひとりの母の想いに集約させていく。それは同時に、ようやく民主主義の時代が到来した喜びでもあり、木下監督の戦後の大きな飛躍へと繋がっていく。劇作家・久板栄二郎の脚本を得て、木下監督は徹底した演劇スタイルでこれを演出。キャメラは室内からほぼ出ることなく、映画的空間を豊かに構築しているのも特筆的である。1946年度キネマ旬報ベストテン第1位。
Story(あらすじ)
昭和18年12月下旬のある日、大曾根家では、悠子(三浦光子)の婚約者実成明(増田順二)の出征を祝って和やかな雰囲気に包まれていた。その夜長男一郎(長尾敏之助)は思想犯として突然検挙され、叔父大曾根一誠(小沢栄太郎)は悠子の気持ちも察せず実成との婚約を破棄する。悲嘆にくれる大曾根家に更に画家を志す次男泰二(徳大寺伸)は召集を受け、絵に対する熱情を断ち切れず出発する。空襲により焼け出された叔父夫婦は大曾根家に移りわがもの顔に一家の上に君臨する。その頃前線にある実成から次男泰二が戦病死した報せがもたらされる。三男隆(大坂志郎)は海軍予備学生を志願し母の許可を求めるが叔父は房子(杉村春子)にかまわず無造作に許してしまい…。
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