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GONIN2

公開年月日
1996年6月29日
キャスト
緒形拳
大竹しのぶ
余貴美子
喜多嶋舞
夏川結衣
永島敏行
鶴見辰吾
スタッフ
脚本:石井隆
監督:石井隆
撮影:佐々木原保志
照明:牛場賢二
美術:山崎輝
音楽:安川午朗
区分
邦画
ジャンル
アクション
本編尺
108分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1996年

Introduction(作品紹介/概要)

95年『GONIN』で劇画作家の才能を生かした映画作りでエンターテインメント性も他作品より高く、雨と闇を効果的に味付けし多くのファンを獲得した石井隆。その才能を遺憾なく発揮したシリーズ第2弾!たまたま居合わせた宝石店で宝石強盗事件に巻き込まれた5人の女たちが、強盗犯や暴力団に追いつめられながら逆襲していく様を描いた異色バイオレンス・アクション。

Story(あらすじ)

それぞれが社会の水に馴染めず、個々の問題を抱え、厭世観に支配され生きている5人の女。たまたま居合わせた宝石店で、5人組の宝石強盗に出くわす。だが女たちは怯むどころか逆襲に転じ、拳銃を奪い取り、お互いの名前も知らぬまま、時価10億円の宝石を盗んで逃走してしまう。
しかし、宝石を横取りされた強盗の背後には、暴力団の大きな影があった。そして、その暴力団の借金取立てでの暴行により妻を自殺に追い込まれ、復讐に燃える鉄工所の経営者が絡み、三つ巴の壮絶なバトルが始まる…。

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「GONIN2」のちょっといいセリフ

――腹 割かれたくなかったんじゃないの?
――浮いてんだろ?
  梶の横っ面(つら)張るまでは沈まないよ

セリフを選んだ理由
(劇映画などフィクションの世界では)ヤクザのオーソドックスな死体処理の仕方の一つに、海に沈める、というものがあります。ただし、ただそうする訳ではありません。死体の腹部を裂いて体内のガスを、ある程度手間と時間をかけて、入念に抜くのです。それを怠ると、やがて死体の中でガスが膨張するなどして、せっかく沈めた死体が浮き上がってきてしまうのです。余裕があれば、相当な重量の重りと共に沈める、という場合もあります。
このセリフは、ヤクザの末端組織に属するチンピラの梶(松岡俊介)という男に身も心も許し、運命をも委ね、共に犯罪に手を染めたが、土壇場で裏切られ重傷を負った女・直子(片岡礼子)が、傷が癒えぬままプールを泳いでいた場面で、直子の傷を手当てした蘭(余 貴美子)が心配してかけた言葉と、それに対する直子の返答です。
この短い対話には、先述した恐ろしい死体処理をするヤクザに絶対に捕まらない、殺されない、腹を裂かれない、すなわち「沈まない」という強い意志と、愛し信じていたのに自分を裏切った男に復讐するまでは絶対に死なない、すなわち「沈まない」(重傷を負っているにもかかわらず実際にプールに「浮いて」泳いでいる)というもう一つの強い意志、「沈まない」で生き延びる二つの意志が表現されています。
心身ともに傷ついた女たちが、水面煌めく夜のプールを、手負いであることを忘れたかのように、無邪気に戯れる人魚さながら浮かび泳ぐ、詩情すら漂う美しい場面ではありますが、意志は強し、病は気から、を象徴的に描いた力強い場面とも言えます。いかなる窮地にあっても、そんな強い気持ちを持ちたいものです。
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