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ざ・鬼太鼓座

公開年月日
1994年12月3日
キャスト
河内敏夫
林英哲
大井良明
藤本吉利
高野巧
風間正文
近藤克次
鎌田豊数
富田和明
小幡キヨ子
小島千恵子
梅沢容子
山本春枝
鈴木春美
森みつる
スタッフ
脚本:仲倉重郎
監督:加藤泰
撮影:丸山恵司
照明:野田正博
美術:梅田千代夫
音楽:一柳慧
美術デザイン:横尾忠則
区分
邦画
ジャンル
ドキュメンタリー
本編尺
107分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1981年

Introduction(作品紹介/概要)

第73回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門上映!独自のスタイルで『緋牡丹博徒』シリーズなど、数々の娯楽作を手がけた世界的名匠・加藤泰監督の遺作となった81年製作の音楽ドキュメンタリー。新潟県佐渡にて和太鼓を中心にした日本の伝統楽器に青春をぶつける鬼太鼓座は主宰者、田耕が5年の歳月をかけて育てた異色の芸能集団で、1975年のボストン・マラソンに15人の青年たちが全員完走した直後、広場に特設された櫓に登り、太鼓を打ちまくり、観客の熱狂を誘った。この鬼太鼓座の世界を、若者の鍛え上げられた肉体が音と格闘する、“生命のダイナミズム”を通して謳いあげる究極のドキュメンタリー。

Story(あらすじ)

恋人吉三郎に会いたいがために火の見櫓の太鼓を叩き続けるお七/春になり、一斉に咲き誇った菜の花の中をお七は、津軽三味線のりズムにのりながら花嫁衣裳で駆けめぐる。お七の新たな青春の始まり/七つの締大鼓にバチを落とすタクミ、ヨシカズ、カツジ、エイテツ、ハンチョウ、ヨシアキ、マサフミ。中大鼓が鳴り、締大鼓が後を追う。若者たちの歓喜の雄叫び/朝焼けの光の中を若者たちは鬼となって、実りを、収穫を求めて踊り跳ぶ。大太鼓の前に、六尺褌を締めて立つエイテツとヨシアキが力をこめて叩き出した。しなる腕、踊るバチ、震える鼓、輝く瞳、したたる汗、豪快なりズムが響き渡る/祭は終った。刈入れの終えた田園で藁を焼く煙が立ちのぼると佐渡に再び冬がくる。ミツルを先頭に五人の乙女たちはいつまでも踊り続ける。

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