ラッフルズホテル
- 公開年月日
- 1989年10月29日
- キャスト
- 藤谷美和子
根津甚八
本木雅弘
フォーン・ウォン
- スタッフ
- 脚本:野沢尚
監督:村上龍
撮影:鈴木達夫
照明:海野義雄
美術:丸山裕司
音楽:小笠原寛
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ラブストーリー
- 本編尺
- 90分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1989年
Introduction(作品紹介/概要)
熱帯都市シンガポールを舞台に謎めいたヒロインの愛の追跡をドラマチックに描く。脚本は「その男、凶暴につき」の野沢尚、監督は「だいじょうぶマイ・フレンド」の村上龍、撮影監督は「ドグラ・マグラ」の鈴木達夫がそれぞれ担当。主題歌は、桑田佳祐(「Blue~こんな夜には踊れない」)。
Story(あらすじ)
夕暮れのシンガポール、空港に一人の女が降り立った。名前は萌子、職業は映画女優。恋人である元カメラマンの狩谷を探しに来たのだ。狩谷は萌子の主演映画のスチールを撮った後、シンガポールへ行くと告げて姿を消してしまった。萌子はラッフルズホテルにチェックインし、ガイドの結城の助けをかりて狩谷の消息を探しまわる。そして遂にクリスマスの夜、事業家となった狩谷を発見した萌子は、ジャングルの中に建てられたコテージへ行って二人だけの時間を取り戻そうとする。かつて狩谷はジャングルで群生する野生の蘭を見ており、その色、その匂いが彼をこの地へと呼び戻したのだった。ふたりはボウガンを片手にジャングルに踏み入り、獲物を狙うが、突然萌子は思いつめたような眼をして、狩谷を狙った。萌子に異様な殺気を感じた狩谷は、ある日結城とその恋人のマトを自宅に招待する。その夜、眠っていた狩谷の部屋に萌子がふらりと現れる。そして、そんな彼女に狩谷は再びカメラのシャッターを押すのだった。それから何日か過ぎ、萌子が去った後のラッフルズホテルにはエバ・ガードナーらに並んで萌子の名前が刻み込まれていた。