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歓呼の町

公開年月日
1944年6月8日
キャスト
東野英治郎
信千代
上原謙
小堀誠
水戸光子
スタッフ
脚本:森本薫
監督:木下惠介
撮影:楠田浩之
区分
邦画
ジャンル
人間ドラマ
本編尺
73分
カラー
モノクロ
製作国
日本
公式サイト
https://www.cinemaclassics.jp/kinoshita/

Introduction(作品紹介/概要)

戦局が悪化していく中、疎開促進の国策映画として企画された群集劇。監督は当初大庭秀雄が予定されていたが、諸事情で木下惠介が登板することになった。とはいえ、ここで繰り広げられる庶民の様子はタイトルトは裏腹に、静謐でつつましやかなもの。木下監督は森本薫のオリジナル脚本を気に入り、乗りに乗って撮影に臨んだという。もっとも公開時は「勇ましさに欠ける」として内閣情報局からクレームも来た。どのような時代であろうとも庶民の優しさを描き続ける木下監督の芯の強さは、戦争に携わる者たちとは真逆のものでもあったのだ。

Story(あらすじ)

人々が次々と疎開でいなくなっていく待ちの一角に、失踪した夫の帰りを待ち続ける母きよ(信千代)と息子の慎吾(上原謙)、長年続いた商売を守ろうとする風呂屋(小堀誠)や印刷屋(日守新一)などの姿があった。やがてきよの夫(東野英治郎)が町に帰ってきて、皆は喜ぶのだが・・・。

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