ほんの5ｇ

公開年月日: 1988年11月26日

キャスト: 富田靖子
布川敏和
福山雅治
三木のり平

スタッフ: 脚本：一色伸幸／丸内敏治
監督：太田圭
撮影：上田正治
照明：小中健二郎
美術：種田陽平
音楽：田中公平

区分: 邦画

ジャンル: 人間ドラマ

本編尺: 91分

カラー: カラー

製作国: 日本

製作年: 1988年

Introduction（作品紹介/概要）

就職を間近に控えながら、採用の決まらない女子大生の青春を恋や友情を絡めて描いている。脚本は『木村家の人びと』の一色伸幸と新人の丸内敏治が共同で執筆。監督は『アラカルト・カンパニー』の太田圭。撮影は上田正治がそれぞれ担当している。

Story（あらすじ）

東京の短大に通う寿明日香は、就職を控えて忙しい日々を送っていた。毎日のように会社訪問へ出かけるが、届くのは不採用の通知ばかり。いつも正直に物を言いすぎるので、面接で落とされてしまうのだ。明日香は幼馴染みの三蔵との付き合いや、田舎の母親からの見合いの勧めにうんざりしていた。ある日明日香はうさ晴らしに生まれて初めてパチンコをするが、いきなり“777”を出してしまう。おまけにハンサムで優しい若い店長・薫とも知り合いになれた。一方薫も明日香に好意を持っており、ある日気持ちを打ち明けてきた。明日香はちょくちょくパチンコ屋に出入りするようになり、それが三蔵は面白くない。やはり明日香を薫に取られた気がして悔しいのだ。ちょっと不良っぽくメカに強い三蔵は、薫の店のパチンコ台に細工をして、次々と打ち止めにしていく。そして、その嫌がらせに怒った薫と喧嘩になった。どうしていいかわからない明日香は二人の間に入って「私にどうしろって言うの」とたんかを切った。明日香はある会社の面接で、また思ったことをズバズバと口にしたが、初老の社長から「面白いことを言う」と気に入られた。採用通知がくるかどうかはわからなかったが、明日香は薫と三蔵を連れてドライブに出かけるのだった。