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生きてゐる孫六

公開年月日
1943年11月18日
キャスト
上原謙
原保美
細川俊夫
山鳩くるみ
原保美 
河村黎吉
スタッフ
脚本:木下惠介
監督:木下惠介
撮影:楠田浩之
照明:加藤俊雄/内藤一二
美術:本木勇/熊谷正雄
音楽:早乙女光
区分
邦画
ジャンル
コメディ
本編尺
89分
カラー
モノクロ
製作国
日本
製作年
1943年
公式サイト
https://www.cinemaclassics.jp/kinoshita/

Introduction(作品紹介/概要)

木下惠介監督作品には珍しい戦国時代の合戦シーン及び昭和・戦中の軍隊演習から始まるこの作品、一見時局に沿った物々しさを装いつつ、その実、旧い因習や迷信に振り回される人々の滑稽さを描いた群集劇スタイルのコメディである。木下監督の故郷でもある浜松の三方ヶ原の伝説と名刀“関の孫六”をモチーフに、当時の社会情勢を背景とした確執や恋愛など複雑怪奇に入り乱れていく人間模様がクライマックスで一気に収束し、観る者に爽やかなカタルシスをもたらす趣向はお見事の一言。

Story(あらすじ)

かつて武田信玄軍と徳川家康軍が激突した三方ヶ原の土地を所有する名家・小名木家に、村の若者たちが食糧増産のための開墾を求めてきた。しかしこの地には祟りがあるから決して鍬を入れてはならないという先祖代々の掟があり、一家は困惑。そんな折、小名木家の家宝でもある名刀“関の孫六”を譲ってほしいと、ひとりの軍医がやってきた・・・。

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