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この子を残して
- 公開年月日
- 1983年9月17日
- キャスト
- 加藤剛
十朱幸代
淡島千景
山口崇
大竹しのぶ
麻丘めぐみ
- スタッフ
- 原作:永井隆
脚本:木下惠介/山田太一
監督:木下惠介
撮影:岡崎宏三
照明:佐久間丈彦
美術:芳野尹孝
音楽:木下忠司
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
戦争
人間ドラマ
- 本編尺
- 128分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1983年
Introduction(作品紹介/概要)
木下惠介監督が卓抜した構成と映画技術で、戦争と原爆がもたらす滅亡の地獄と永遠の平和への祈りを真摯に訴えた、究極の反戦映画!「長崎の鐘」などで知られる永井隆の同名手記を原作に、戦争と原爆への怒りを露わにしつつ、親と子の深い絆を描いたヒューマン・ホームドラマ。宗教的ともいえる静謐なタッチを貫きつつ、最後の最後で原爆投下後の地獄絵図を、原爆詩に曲を付けた歌を流しながら壮大なオペラのごとく一気に見せつけ、見る者に多大なショックを与える大胆かつ秀逸な構成。
Story(あらすじ)
昭和20年8月7日、長崎医大放射線科の医師、永井隆は日増しに激しさを増す空襲に、10歳の息子・誠一と5歳の娘・茅乃を、妻・緑の母・ツモの元に疎開させた。8月9日、午前12時2分。川で泳いでいた誠一は、浦上の方で空がピカッと光るのを見た。そして突風が津波のように押しよせてきた。街の方で何かあったのかもしれないと様子を見に出かけたツモは、日が暮れてから緑の骨を缶に拾って戻って来た。次の日、ツモが誠一を連れて焼け跡を訪れると小さな十字架が立てられていた。ツモは隆がここに来たと言う。隆はその頃、被爆者の救護活動をしていた。ツモと骨を拾っていた誠一は焼け焦げた縁のクルスを拾う。8月15日、日本は無条件降伏し戦争は終った。隆は放射線医として原爆の記録を綴っていたが、子供たち二人のために、たった一人の母の思い出と、人間としての尊厳を守る強い愛を残そうと自分の体験を執筆し始めた。
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