©1982 松竹株式会社
えきすとら
- 公開年月日
- 1982年8月7日
- キャスト
- 武田鉄矢
石田えり
乙羽信子
鈴木ヒロミツ
- スタッフ
- 脚本:朝間義隆/梶浦政男
監督:朝間義隆
撮影:花田三史
照明:山ノ上実
美術:芳野尹孝
音楽:森田公一
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ラブストーリー
人間ドラマ
- 本編尺
- 93分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1982年
Introduction(作品紹介/概要)
いつかスターになることを夢見て九州から出てきた青年と、エキストラ仲間のガールフレンドとの恋を描く、朝間=武田コンビによる4作目の青春映画。松竹大船撮影所をそのまま使った劇中の撮影所シーンなど、楽屋裏が垣間見られるのも見どころの一つ。
Story(あらすじ)
水越修五郎はスターを夢見ながらエキストラの仕事をしているが、いつになっても芽が出ず、夢もしぼみがちだ。そんなある日、修五郎は一緒にエキストラの仕事をしている娘、育子と知り合い、同じ九州出身ということも分り、すっかり意気投合する。大家の部屋代の催促にいつもビクビクしている修五郎のところへ、仲間の助監、菱山がセリフのあるテレビ映画の役を持って来た。放映の日、修五郎と育子は画面を食いいるように見つめていたが、彼の姿は最後まで出てこなかった。カットされていたのだ。金もなく、劇団公演の資金集めのため、ビル掃除をする育子に何もしてあげられない修五郎は自分に嫌気がさしてきた。ミジメな生活を脱するために金が欲しかった修五郎は、母の七回忌に故郷に帰り、香典を盗んでしまう。そして、その金で修五郎は、育子の公演のチケットを大量に購入、彼女を喜ばせるのだった。公演は大成功、彼女はテレビのプロデューサーにも目をつけられた。その夜、修五郎は育子と一緒に食事をしようと待っていたが、彼女は打ち上げパーティーで来られなかった。明け方に帰って来た育子は、待っていた修五郎に演出家と関係したと告白する。ショックを受けた修五郎は、その後、ドサ回りの劇団に入り地方巡業をしていた。修五郎がある町で巡業しているとき、小屋に育子が訪ねてきた。育子は修五郎がいなくなって、はじめて彼の優しさに気づいたのだ。そして、二人は新たに出発しようと、東京行きの列車に乗り込んでいく……。