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簪(かんざし)
- 公開年月日
- 1941年8月26日
- キャスト
- 田中絹代
笠智衆
川崎弘子
斎藤達雄
日守新一
三村秀子
- スタッフ
- 原作:井伏鱒二
脚色:長瀬喜伴
監督:清水宏
撮影:猪飼助太郎
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 70分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1941年
Introduction(作品紹介/概要)
夏の温泉場に東京からやって来たひとりの女。彼女が風呂場に落とした簪(かんざし)をきっかけに巻き起こる、滞在客の人間模様を綴った珠玉の一篇。
情緒を醸し出す魅惑の女に田中絹代、青年帰還兵に笠智衆、日本を代表する名優が共演。
Story(あらすじ)
ある夏。東京の女である恵美とお菊は身延山への参詣をすませ、その夜下部温泉の宿に泊まった。その宿には学者の片田江や足の不自由な戦傷帰還兵・納村が逗留していた。ある朝、納村が風呂に落ちていた簪(かんざし)が足に刺さり負傷してしまう。翌日、その簪の落とし主から「簪を探してほしい」との手紙が届き、主人は納村に詫びに来るよう返事を出した。その簪の落とし主は恵美であった。わざわざ東京から詫びに来た恵美に対し、納村はすっかり恐縮してしまう。その後も東京に帰らず、納村の歩行訓練を手伝うなどして、逗留客たちと交流する恵美。じつは彼女は妾の身分であり、その生活から抜け出したいと考えていた…。
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