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昭和枯れすすき

公開年月日
1975年6月7日
キャスト
高橋英樹
秋吉久美子
伊佐山ひろ子
下條アトム
スタッフ
原作:結城昌治
脚本:新藤兼人
監督:野村芳太郎
撮影:川又昂
照明:小林松太郎
美術:森田郷平
音楽:菅野光亮
区分
邦画
ジャンル
ミステリー・サスペンス
人間ドラマ
本編尺
87分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1975年

Introduction(作品紹介/概要)

結城昌治の『ヤクザな妹』を原作に、当時大ヒットしていた同題歌謡曲を要所に流しながら繰り広げられていく、帰る故郷のない天涯にたった二人兄妹のやるせない愛憎劇。野村芳太郎監督は、殺人事件のミステリサスペンスとしての要素もさながら、繊細な市井のヒューマンドラマとして本作を見事に構築。新宿の繁華街をリアルに活写した川又昂のキャメラも素晴らしい効果を上げている。小品ながら見逃せない秀作。脚本は新藤兼人。

Story(あらすじ)

新宿署の刑事・原田は、たった一人の妹・典子と都会の片隅のアパートで暮らしていた。母は失踪、父が事故死で、二人は12年前孤児同然で青森から上京。以来原田は父親代わりのように、妹を慈しんできた。そんなある日、原田は新宿の街で意外な光景を目にする。典子が新宿に巣食うチンピラ・吉浦と連れ立っていたという。通っている筈の洋裁学院を辞めていた典子は、「私はもう大人!」と反抗するのだった。そして間もなく、吉浦が絞殺される事件が起き、現場には典子のペンダントが落ちていた。

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