松竹の2000本以上の映画作品から、オススメ映画をご案内

文字サイズ

風の中の子供

公開年月日
1937年11月11日
キャスト
葉山正雄
爆弾小僧
河村黎吉
吉川満子
スタッフ
原作:坪田譲治
脚色:斎藤良輔/清水宏
監督:清水宏
撮影:斎藤正夫
音楽:伊藤宣二
区分
邦画
ジャンル
人間ドラマ
本編尺
86分
カラー
モノクロ
製作国
日本
製作年
1937年

Introduction(作品紹介/概要)

坪田譲治の児童文学を原作に、童心を豊かに描いた名作。葉山正雄と爆弾小僧が善太と三平兄弟を好演、ロケーション撮影による昭和初期の農村の田園牧歌的な風景がよくのこされている。
1938年ヴェネチア映画祭に出品。キネマ旬報第4位。

Story(あらすじ)

瀬戸内海の小島。その丘の上に善太(葉山正雄)と三平(爆弾小僧)の家と牧場がある。二人は仲良しの兄弟で、牧場の手伝をしてよく働いた。ある日二人は、見知らぬ老人に馬に乗せてもらった。家に帰ってお母さん(吉川満子)にそのことを話したが、何故か母の表情は暗かった。この人は実は二人の祖父の小野老人であった。十年前、小野老人は母の久子を自分の小野合資会社の老会重役と結婚させようとしたが、久子は嫌って青山一郎氏(河村黎吉)と結婚してしまった。それ以来小野家を勘当されたのである。二人は母から老人に会ってはいけないといわれ、次の日には馬にのらなかった。小野老人はなにか寂しげであった。そのかわりに三平は河原にあった牛にのったが、振り落されて気絶してしまった。このことがきっかけで、小野老人は久子をゆるして、善太や三平たちは家に遊びに来るようになった。しかしここに不幸なことが起った。老会は三平たちの父に自分の地位をとられるのをおそれ、青山氏が昔兄の俊一氏から会社の金を借りたのをたてに、借金の請求をしてきた。ところがこの金を返さなくてもよいという、俊一氏の手紙を青山氏は失くしてしまった。法律にうとい小野老人は、みごとに老会の策にひっかかり事情をしらずに烈火の如く怒ってしまった。青山氏は警察につれていかれた。父親のいない善太と三平は父に代って、朝早くから車をひいて牛乳を配ってあるくことになった。

「風の中の子供」を見る

ご自宅で、ゆっくり何度でも。

TOPへ戻る