©1986松竹株式会社
愛の陽炎
- 公開年月日
- 1986年3月1日
- キャスト
- 伊藤麻衣子
萩原流行
北林谷栄
司葉子
- スタッフ
- 監督:三村晴彦
脚本:橋本忍
音楽:福島新一
撮影:羽方義昌
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ミステリー・サスペンス
- 本編尺
- 107分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1986年
Introduction(作品紹介/概要)
男に騙された娘が〈呪い釘〉で怨みをはらそうとするサスペンス。脚本は橋本忍、監督は『天城越え』の三村晴彦。デビュー以来アイドルとしてテレビドラマで活躍していた伊藤麻衣子の映画初主演作品。
Story(あらすじ)
埼玉県飯能市。オートバイを乗りまわすルミ子(伊藤麻衣子)は、田中製材所で働く20歳の現代っ子。彼女には、田中製材に出入りする野村運送の運転手・岩松(萩原流行)という恋人がいる。二人は結婚を約束していて、たまにモーテルでその仲を確かめあう関係であった。ルミ子には、日高の高麗の里の見晴らしの素晴らしい高台に家を建て、岩松と一緒に住みたいという夢がある。その実現のために二人はコツコツと貯金していた。だが、岩松の評判はあまり良くない。ルミ子のおばあちゃん(北林谷栄)は、彼に一度会ったことがあるが、あまりいい印象は持たず、お寺の往職(高田純次)にも、女グセが悪いし金に対する執着が強いと言われる。そんな悪評に悩みながらもルミ子は、岩松に土地代の手付金として200万円を渡す。だが、事務所で、その士地の持ち主である後家の西谷克子(司葉子)は、土地を売るわけがないという話を聞きショックを受けるルミ子。そして追い討ちをかけるように、岩松には弘江(風祭ゆき)という女房がいることが分かった。面と向かって岩松を問いつめたが、彼はのらりくらりと要領を得ない。「あん畜生! ぶっ殺してやりたい」と泣くルミ子に、おばあちゃんが、この地に代々伝わっている“呪い釘”を教えてくれた。わら人形を岩松に見立て、「死ね!」ルミ子の怒りが五寸釘に打ち込まれる。その時、不思議なことに弘江とベッドを共にしていた岩松が、原因不明の痛みでもがき苦しんでいた。