
©1968 松竹株式会社
金瓶梅
- 公開年月日
- 1968年9月27日
- キャスト
- 真山知子
伊丹十三
桜井啓子
宝みつ子
若松和子
- スタッフ
- 脚本:大和屋竺
監督:若松孝二
撮影:伊東英男
音楽:八木正生
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
文芸作品
時代劇
- 本編尺
- 90分
- カラー
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- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1968年
Introduction(作品紹介/概要)
中国の古典「金瓶梅」を素材にしたもので、上田学而の原訳(人物往来社版)を、大和屋竺が脚色し、若松孝二が監督した。撮影は伊東英男が担当している。
Story(あらすじ)
中国・宋時代。武松は人喰い虎を退治して一躍名をあげ、警備隊長になった。兄の武大と会って仕官を祝った時、武松は兄嫁・潘金蓮の美しさに見とれてしまった。金蓮の美しさにひかれたのは、富豪・西門慶も同様であった。西門慶は金蓮を手に入れるため、金蓮に武大を毒殺させてしまったのだった。そのころ武松は梁山泊の水滸党と戦っていたが、兄の死を知り愕然となった。役人に西門慶の犯罪を訴えても、証拠がないと一蹴されてしまった。怒った武松は西門慶の家に乗り込んだが、その時に西門慶と結託した小役人を投げ殺し、牢送りになった。そんな武松を、西門慶はせせら笑って見送るのだった。西門慶は根っからの遊び人で、女中や芸者はもとより、町の女房、後家にまで手を出す男だった。そんな有様だったから、富豪の第5夫人におさまった金蓮も空閨をもてあまし、美少年を引き入れ、情事に耽っていた。ある日、西門慶は金の力で官職を買いとり、隣人の女房・李瓶児に目をつけると、夫を殺して手に入れてしまった。その合間に、西門慶は侍女の春梅とも関係を持ち、情痴の限りをつくしていたのだ。一方、獄中の武松は西門慶の放った刺客に襲われたが、水滸党に助け出され、自らその一員に加わって…