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炎と女
- 公開年月日
- 1967年12月1日
- キャスト
- 岡田茉莉子
木村功
小川真由美
日下武史
細川俊之
北村和夫
- スタッフ
- 脚本:山田正弘/田村孟/吉田喜重
監督:吉田喜重
撮影:奥村祐治
照明:海野義雄
美術:佐藤公信
音楽:松村禎三
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ミステリー・サスペンス
人間ドラマ
- 本編尺
- 101分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1967年
Introduction(作品紹介/概要)
人口受精を題材に、吉田喜重が斬新かつ洗練された画面構成で描く心理サスペンス。男性優位の日本社会を批判し、現代にも通じるテーマを正面から扱っている。
Story(あらすじ)
造船技師伊吹真五(木村功)と立子(岡田茉莉子)の間には1年7ヵ月のひとり息子鷹士(小川出)があり、家庭は一見したところ幸福そうに見えた。だが鷹士は人工受精によって生まれた子供で、それが夫婦の間を微妙なものにしていた。この家には、真五の友人の医師で、人工授精の施術者だった藤木田(北村和夫)と、かつてその弟子だった坂口(日下武史)と妻のシナ(小川真由美)が出入りしていたが、真五は当時、貧しい医学生だった坂口が精子の提供者なのを知っていながら交友関係を結んでいたのだった。ある日、鷹士がいなくなった。帰宅した真五は立子を責めた。藤木田と坂口がちょうど来合せた時、立子は、実はシナが鷹士を連れていったのだがどういうわけか、何も言えなかったと語った。真五は黙り、坂口と藤木田も複雑な思いで沈黙した。立子は鷹士の父が坂口なのを知っていたし、シナが鷹士を、立子と坂口の姦通で生れた子と思い込んでいるのも知っていた。いずれにしても立子は、鷹士が真五と自分の子供であると確信するためには坂口との関係を明確にしなければならないと思った。やがてシナが鷹士を連れて戻ってきた。翌日、鷹士を連れた立子は坂口を誘って軽井沢の別荘にやってきた。一方、シナはこの二人に復讐するためと言って真五を誘惑した。だが真五は、自分と立子が坂口を買い、坂口は精子を売ったに過ぎない、と言って事のすべてを話し、シナを拒断したのだった。別荘で坂口と寝た立子は、一つの結論を得た・・・。
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