
Ⓒ1976松竹株式会社
超高層ホテル殺人事件
- 公開年月日
- 1976年4月3日
- キャスト
- 近藤正臣
由美かおる
中山仁
西村晃
- スタッフ
- 原作:森村誠一
脚本:野上龍雄/安倍徹郎
監督:貞永方久
撮影:宇田川満
音楽:池野成
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
ミステリー・サスペンス
- 本編尺
- 92分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1976年
Introduction(作品紹介/概要)
巨大なホテルを舞台に、熾烈な経営争いとそれに捲き込まれる人間たちを、三つの殺人事件を通して描いたストーリー。原作は森村誠一の同名推理小説。脚本は『暴力金脈』の野上龍雄と『必殺仕掛人 春雪仕掛針』の安倍徹郎、監督は『童貞』の貞氷方久、撮影を新人の宇田川満がそれぞれ担当している。
Story(あらすじ)
赤く燃える夕焼け空に突き刺さるように聳えたつ地上62階の超高層ホテル“イハラネルソンホテル”。このホテルこそ一介の土建屋からのし上がった猪原留吉(嵯峨善兵)の、長年の夢の象徴である。この日、著名人を招待しての盛大なパーティが行なわれた。次々と到着する知名人の中に、留吉のライバルの財界の大物・浅岡哲郎(西村晃)、敏彦(中山仁)親子の姿もあった。やがて、雄大なビルに十字架のイルミネーションが輝き、光の洪水の中に浮かび上がった。その時、一つの黒い人影が十字架の光の中を落下した。落ちたのはホテルの総支配人ソレンセンだった。このショックで留吉はホテルの完成を見ずして倒れたため、息子の杏平(近藤正臣)は父の意志を継いで、ホテルの完成を目指した。しかし浅岡親子の妨害が激しく、資金繰りで行き詰ってしまった。そんな苦しむ杏平につきまとう、一人の男がいた。冷徹な野心家の秘書・大沢(綿引洪)である。彼はソレンセン殺害の共犯者なのだ。一方、警視庁の那須警部、村田刑事(吉田良全)が鋭い眼で杏平にまとわりついていた。そんなある日、杏平は敏彦の妻・友紀子(由美かおる)と再会した。数年ぶりの再会は二人を自然な形で結びつけ、燃え上がらせた。だが、この危険な逢瀬を大沢が嗅ぎつけ、杏平をゆすったために、杏平は大沢を殺してしまう。一方、友紀子も、嫉妬に狂った夫・敏彦を誤って殺害。杏平と友紀子は、二つの死体をセスナ機に乗せて始末し、アリバイを巧みに作った・・・。