
©1962松竹株式会社
春の山脈
- 公開年月日
- 1962年2月17日
- キャスト
- 鰐淵晴子
山下洵二
三上真一郎
十朱幸代
佐野周二
- スタッフ
- 原作:源氏鶏太
脚色:野村芳太郎
監督:野村芳太郎
撮影:川又昂
音楽:池田正義
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 72分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1962年
Introduction(作品紹介/概要)
源氏鶏太原作「わが町の物語」を野村芳太郎が脚色・監督した明朗青春篇。東京の親戚の家から高校へ通っていた友子は故郷に帰る。帰りの汽車の中で酒造会社の社長と出会う。一方、中学の同級生は東山温泉で芸者になっている。この二人に酒造会社の息子や社員、親世代も絡み…。
Story(あらすじ)
東京の高校を出て故郷の会津若松へ帰った友子(鰐淵晴子)は、細々と生計をたてる母信子(藤間紫)と、高校へ進学する弟平一(草山英雄)のために就職しようと、帰郷の途中知り合った末広酒造の栗村社長(佐野周二)に履歴書をみせたところ、即座に採用された。若い社員の須山隆吉(山下洵二)はこれに不審を抱く。会社は今年新規採用をせず、現に友子の中学の同級で今は半玉をしている豆太郎(十朱幸代)が弟の達夫(綿田仁)を入社させて貰おうと、社長の息子謙太郎(三上真一郎)を通じて頼んだのも断られているのだ。豆太郎はもとより、友子自身スッキりしないが、昔、友子の母と栗村社長が恋仲で、それを今でも口うるさい母のとめ(浦辺粂子)にさかれたことが判った。そこで友子は母と社長を再会させようとはかったりする。隆吉は社長と友子が親しすぎるのを心配するが、一方、息子の謙太郎も明るい友子に好意をもちはじめた。豆太郎との芸者遊びを楽しむ謙太郎を苦々しく思った祖母とめは、謙太郎に早く嫁をと考え、友子に白羽の矢をたてた。これを知った豆太郎は営業妨害だと怒り二人は決闘することになった・・・