
©1934松竹株式会社
婦系図
- 公開年月日
- 1934年2月22日
- キャスト
- 田中絹代
岡譲二
志賀靖郎
吉川満子
大塚君代
- スタッフ
- 原作:泉鏡花
脚本:陶山密
監督:野村芳亭
撮影:水谷至宏
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 135分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1934年
Introduction(作品紹介/概要)
原作は泉鏡花の新聞小説。1907(明治40)年に発表され、作者の最も有名な小説とされる。発表の翌年には新派の舞台で演じられている。それから27年後、野村芳亭監督により初めて映画化された。その後何度も映画化されているが、その先駆けとしての評価は高い。
Story(あらすじ)
早瀬主悦(岡譲二)は、参謀本部でドイツ語の翻訳官を務めている。その自宅に、静岡の有力者・河野秀臣(武田春郎)の妻とみ子(青木しのぶ)と息子栄吉(小林十九二)が訪ねてくる。主悦と英吉は静岡時代の友人。主悦は上京して、神田で悪事を働く与太者だったが、「真砂町の先生」こと、大学教授をしている酒井俊蔵(志賀靖郎)に諭され、参謀本部に務めることになっていた。そして、馴染みの芸者の蔦吉(田中絹代)と同棲中で、いずれは酒井先生の許しを受けて正妻の座に据えるつもりでいたが、今は来訪者に紹介することはできなかった。とみ子と英吉の訪問の目的は、酒井の娘・妙子(大塚絹代)を英吉の嫁として迎えたい。その仲介を主悦に頼みに来たのだった…