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伊豆の踊子

公開年月日
1960年5月13日
キャスト
鰐淵晴子
津川雅彦
城山順子
田浦正巳
瞳麗子
スタッフ
原作:川端康成
脚色:田中澄江
監督:川頭義郎
撮影:荒野諒一
音楽:木下忠司
区分
邦画
ジャンル
ラブストーリー
文芸作品
本編尺
87分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1960年

Introduction(作品紹介/概要)

川端康成の同名小説の、今回は三度目の映画化で、「美貌に罪あり」の田中澄江が脚色し、「手さぐりの青春」の川頭義郎が監督した。撮影も「手さぐりの青春」の荒野諒一が担当。

Story(あらすじ)

昭和の初め、春浅き伊豆路をゆく疲れた足どりの一行があった。中年女のたつ(桜むつ子)に、娘の千代子(城山順子)、その愛人栄吉(田浦正巳)、千代子の異父妹薫(鰐淵晴子)、それに傭いの踊子百合子(瞳麗子)で、彼らは旅芸人だった。その同じ道を、一高生の水原(津川雅彦)と友人坂本(戸塚雅哉)が修善寺をさして歩いていた。その夜、宴会の席に出た薫は、官吏の客に無理やり盃をさされ困惑しているところを同宿の水原に助けられた。翌日、後になり先になり天城越えをする薫と水原のむつまじい姿がみられた。そんな二人に百合子が嫉妬の目をむけた。旅芸人と一高生とのそぐわぬ取り合わせは村中の悪童たちにはやしたてられた。水原は薫に対する思いやりから鳥打帽を求めてかぶった。たつは薫が水原に愛情を抱き始めたのではないかと心配したが、千代子は「二人ともまだ子供ですもの」と屈託なげに答えるのだった。百合子が失踪した。薫は自分のためだと泣き出したが、百合子は見知りの小間物屋(中村是好)から芸者になることをすすめられていて…

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