Ⓒ1960松竹株式会社
パイナップル部隊
- 公開年月日
- 1959年12月27日
- キャスト
- 杉浦直樹
小坂一也
伴淳三郎
十朱幸代
山田五十鈴
桑野みゆき
- スタッフ
- 原作:ロバート・本郷
脚色:小国英雄
監督:内川清一郎
撮影:太田喜晴
音楽:黛敏郎
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
戦争
- 本編尺
- 97分
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1960年
Introduction(作品紹介/概要)
日系二世ロバート・本郷が、米軍に召集されて朝鮮動乱に参加した体験を綴る「ヘイ・パイナップル」の映画化。『血槍無双』の小国英雄が脚色し、『妻の勲章』の内川清一郎が監督した。撮影は『新二等兵物語 吹けよ神風の巻』の太田喜晴。
Story(あらすじ)
朝鮮戦争中の1951年、ハワイで召集された日系二世の若者たちが日本の土をふんだ。寿司屋を営む政五郎伯父(伴淳三郎)に会うのを楽しみにするサブ(杉浦直樹)、許婚者をハワイに待たせているオキ(マイク・佐野)、美人の写真をお守りにしている写真屋のアベ(中原功二)、仏教徒の親からお守り札を持たされているのでブッダ・ヘッドとよばれる熊谷(青山宏)、真面目なコンノ(ロバート・本郷)、ウクレレの巧い山村(ミッキー安川)、孤独な石川(山下洵一郎)、女のように優しくてスージーとよばれる鈴木(大川二三夫)、黒人とのハーフのカネイ(月原一夫)等がその一隊である。上陸早々キャバレー・パラダイスクラブに出向いた一同は、派手なドレスで片言の英語を話すベティ(春川ますみ)に会って煙にまかれた。次にサブの伯父政五郎(伴淳三郎)が自分の店に一同をよんで勝手のちがうごちそうでもてなしてくれた。政五郎の一人娘小夜子(十朱幸代)もみんな歓待した。三日後、いよいよ彼等は朝鮮戦線に出動した。マイルズ中尉(ビル・ロス)の指揮で、隊員たちは勇敢に戦った。鈴木が最初の犠牲者となった。翌日、みんなに慰問袋がとどいた。ハワイの許婚者に裏切られてショゲていたオキは、日本で知りあった清純な少女雪子(桑野みゆき)の手紙によろこんだ。朝鮮軍の軍服をまとって警察に出、貴重な情報を集めた手柄によって、プライス中隊長(ハワード・ラーソン)から一同は一週間の休暇を与えられた。雪子の貧しさを見て給料を贈ろうとしたオキは、雪子の母茂代(山田五十鈴)に誤解をうけてしまった。再び戻った雪の朝鮮戦線は地獄だった。コンノ、ブッダ・ヘッド、オキ、アベと戦死者が相次いだ。日本人の血を継ぐ隊員たちは、「バンザイ!」を叫んで突撃した。負傷したサブは日本に送られ、山村とカネイだけが残ったが・・・