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亡命記
- 公開年月日
- 1955年5月3日
- キャスト
- 佐田啓二
岸惠子
佐分利信
小林トシ子
- スタッフ
- 原作:白藤茂
脚色:椎名利夫
監督:野村芳太郎
撮影:井上晴二
音楽:木下忠司
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
戦争
人間ドラマ
- 本編尺
- 118分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1955年
Introduction(作品紹介/概要)
日本人女性役の岸惠子と中国人男性役の佐田啓二。日中のカップルが、戦争によって翻弄される物語。オール読物新人杯賞を獲得した白藤茂の小説から、椎名利夫が脚本を書き、野村芳太郎が監督した。香港でロケを行い、香港国際撮影所の陳又新、紅薇なども出演している。
Story(あらすじ)
戦争最中、左千子(岸惠子)は日本に留学していた中国人の医学生顔紹昌(佐田啓二)と結婚し、しばらくして夫と共に南京に渡った。紹昌はそこで南京新政府に協力し、林白成(佐分利信)や小久保清忠(笠智衆)らと共に和平のために努力してきたが、終戦と共に重慶政府に狙われるところとなった。左千子には一人娘の慧子(シリヤ・ポール)を育ててもらいたいと頼み、日本に送り返すために涙をのんで離婚することにしたが、今に必ず日本に帰り何時の日か神戸駅に六時に待っていると言い置いて別れた。間もなく林白成は銃殺され、捕われの身となった紹昌の命も風前の灯であった。日本へ帰った左千子は、慧子を養うために仕事を求め苦難の生活を送ったが、毎夜六時になると夫の面影を求めて神戸駅に空しく姿を現すのだった。そのためにパンパンと間違えられたりしたが、そういう左千子に暖かい心を注ぐのは未亡人でダンサーをしている清美(小林トシ子)だった。だがその清美も亡夫の親もとに唯一人の子供を取り上げられたのを悲観して自殺してしまう。その頃虎口を脱した紹昌が日本へ亡命し、久し振りで神戸駅で妻子と再会。しかし身体の無理がたたって左千子はその夜喀血してしまい・・・