雨の中の二人
- 公開年月日
- 1966年4月16日
- キャスト
- 田村正和
中村晃子
葵京子
新藤恵美
藤岡弘
橋幸夫
- スタッフ
- 脚本:高橋二三/熊谷勲/桜井秀雄
監督:桜井秀雄
撮影:荒野諒一
照明:飯島博
美術:森田郷平
音楽:小川寛興
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ラブストーリー
ミュージカル・音楽映画
- 本編尺
- 81分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1966年
Introduction(作品紹介/概要)
高橋二三と桜井秀雄、熊谷勲が共同でシナリオを執筆、桜井秀雄が監督した歌謡もの。撮影は荒野諒一が担当している。
Story(あらすじ)
竹下ユキ(中村晃子)は、幼いころ別れた姉キヨ(葵京子)を捜しに、新潟の片田舎から、東京にやって来た。しかし、ユキにとって東京は西も東もわからない未知の土地。足のむくままやって来た歌舞伎座の橋幸夫特別公演の看板の前をうろついていたユキは、この附近の仕出し弁当屋「魚源」の店員春日隆二(田村正和)と、ふとしたことから知りあいになった。この隆二の勤めている「魚源」は、いかにも老舗を思わせる大きな構えの店で、店員には善吉(田中晋二)、ひろし(藤岡弘)、一平(高畑喜三)、喜八(曾我廼家一二三)、よしお(加藤勉)、シゲ子(新藤恵美)などがおり、主人の源造のもとで、毎日忙しく働いていた。ユキの話を聞いた隆二の紹介で、ユキはこの店で働くことになった。店の人たちも、ユキに同情し、なにかと、ユキの姉さがしに協力してくれた。また、この話を店員たらから伝え聞いた橋幸夫(橋幸夫)も、マスコミを利用して、姉さがしに協力してくれることになった。そんな中で、店員のひろしとシゲ子が、駈け落ちするという事件が起きた。「魚源」の店はてんてこ舞い。だが、日がたつにつれ、若いユキたちの心には、そんなイヤなことも忘れ、またもとの活気がよみがえって来た。久しぶりの公休日。ユキは、「魚源」の若い店員たらと楽しい一日を遇した。そしてある日、ユキは、アパートのおばさんからの情報で、キヨの昔の恋人岡部(佐藤英夫)に会った。岡部はキヨに裏切られながらも、未だにキヨを愛し続けていた。が、一方のキヨは、そのころ場末のナイトクラブ花で踊子として働いていた。ユキは今ではお互いに愛し合うようになっている隆二の協力で早速キヨに会いにいった。しかし、今は身を持ちくずし、人間を信用できなくなっているキヨは、そんなユキを金めあての、ゆすりと感違いし、けんもほろろに追い返してしまった・・・。