©1965 松竹株式会社
霧の旗
- 公開年月日
- 1965年5月28日
- キャスト
- 倍賞千恵子
露口茂
滝沢修
新珠三千代
清村耕次
川津祐介
金子信雄
近藤洋介
市原悦子
内藤武敏
- スタッフ
- 原作:松本清張
脚本:橋本忍
監督:山田洋次
撮影:高羽哲夫
照明:戸井田康国
美術:梅田千代夫
音楽:佐藤勝
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ミステリー・サスペンス
人間ドラマ
- 本編尺
- 111分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1965年
Introduction(作品紹介/概要)
松本清張の同名小説を橋本忍が脚色し山田洋次が監督した。貧しさゆえに、殺人事件の容疑者として逮捕された兄の弁護を断られた妹が起こす復讐劇を描く。倍賞千恵子が能面のように無表情で、復讐に燃える主人公を熱演。1977年には山口百恵主演で再映画化された。
Story(あらすじ)
柳田桐子(倍賞千恵子)は高名な大塚欽三(滝沢修)の法律事務所を今日も訪れた。だが返事は冷たい拒絶の言葉であった。熊本の老婆殺しに巻き込まれた兄(露口茂)のために、上京して足を運んだ桐子は、貧乏人のみじめさを思い知らされた。「兄は死刑になるかも知れない!」と激しく言った桐子の言葉を、何故か忘れられない大塚は、愛人河野径子(新珠三千代)との逢瀬にもこの事件が頭をかすめた。熊本の担当弁護士から書類をとり寄せた大塚は、被害者の致命傷が後頭部及び前額部左側の裂傷とあるのは、犯人がギッチョではなかったかという疑問にとらわれた。この疑問は大塚の頭の中で雲のように広がった。数日後桐子の名前で「兄が死刑になった」と知らされた。大塚は弁護をひき受けなかった自分を悔んだ。兄の死後、上京した桐子はバー海草のホステスとなった。そして常連の記者から「大塚が事件の核心を握ったらしい」と聞かされて復讐の念にかられた。その頃桐子は同僚のホステス信子(市原悦子)から恋人杉田健一(川津祐介)の監視を頼まれた。ある夜尾行中の桐子は、健一が本郷のしもた屋で何者かに殺害される現場を目撃。そして桐子は偶然居合わせた大塚の愛人径子に冷たい視線を送った。桐子は健一の死体の側にあった径子の手袋を残すと、健一の親友であった山上(河原崎次郎)のライターをバッグにしまった。径子は殺人犯として逮捕され、大塚の社会的地位もあやぶまれてしまう・・・。
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