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われら劣等生
- 公開年月日
- 1965年3月13日
- キャスト
- いしだあゆみ
高石かつ枝
田村正和
進一彦
太田博之
十朱久雄
- スタッフ
- 原作:鈴木亮
脚本:柳沢類寿
監督:佐藤雄三
撮影:岩崎秀光
照明:石田清三郎
美術:黒沢治安
音楽:いずみたく
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
青春もの
人間ドラマ
- 本編尺
- 87分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1965年
Introduction(作品紹介/概要)
ポスターコピーは「唄って、遊んで、かっこよく!」。鈴木亮の原作「現代高校生気質・われら劣等生」を柳沢類寿が脚色、日本テレビ・ディレクターの佐藤雄三が監督した青春もの。撮影は岩橋秀光が担当している。
Story(あらすじ)
東和高校3年の新聞部員横田大助(田村正和)は、母一人子一人でアパートの一室をかりて暮らしていた。母とき子(寺島信子)には愛人の松本がいたが大助はおふくろもまだ若いんだから、と割り切っていた。だが卒業も間近になり、家の事情で進学をあきらめなくてはならなくなった大助は、勉強する目的を失っていった。しかしある日、大助はとき子から、大学に行けるかも知れないと言われた。松本が学資を出してくれるというのだ。大助は母を思って、一旦は断ったものの、心の動揺をおさえることはできなかった。そんなとき大助と同じ新聞部員、清水哲夫(安達明)が編集会議の席上「ミス東和高校人気投票」の企画を提案した。しかし進学、就職を間近にひかえた部員たちは、後のいざこざを恐れて、この企画に消極的だった。そのとき大助が立ちあがった「俺が責任をとる、高校最後の楽しい思い出をつくろうではないか」この大助の発言に部員たちも引きずられて、この企画を強行することに決まった。やがて「ミス東和高校人気投票」が発表され、校内は騒然となった。特に勉強嫌いの滝川(進一彦)やラグビー部のキャプテン高原(原裕介)は真っ先に賛同した。一方大助に仄かな恋心をよせるみち子(いしだあゆみ)、寿美枝(高石かつ枝)、君子(香山ユリ)らも、表面は男の子の横暴に顔をしかめながらも自分の票数を気にしていた。だが、やがてこの企画が教員の間にも知れ渡り、大論争の末、中止させるべきだという強硬意見が強くなった。この企画の首謀者として大助も教員室に呼ばれた。大助は自説をまげず必ず僕の手で始末をつけると言い残して教員室を去った。やがて投票日になった・・・。