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大根と人参

公開年月日
1965年1月3日
キャスト
加賀まりこ
岩下志麻
桑野みゆき
岡田茉莉子
笠智衆
乙羽信子
池部良
加東大介
森光子
杉村春子
司葉子
有馬稲子
スタッフ
原作:野田高梧/小津安二郎
脚本:白坂依志夫/渋谷実
監督:渋谷実
撮影:長岡博之
照明:小泉喜代司
美術:芳野尹孝
音楽:黛敏郎
区分
邦画
ジャンル
人間ドラマ
本編尺
105分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1965年

Introduction(作品紹介/概要)

野田高梧と小津安二郎の原案を白坂依志夫が脚本化。監督は渋谷実で、小津ゆかりのキャストを揃えて製作された。「日本映画空前の20大スター競演!」「小津安二郎記念映画」と銘打たれている。

Story(あらすじ)

山樹東吉は内外商事の総務次長。長女の京子、次女の夏子、三女の晴子はすでに嫁いで、現在は妻の信代と末娘の恵子との三人暮しの毎日。その恵子も、東吉の同窓鈴鹿剛平の息子三郎と婚約して、やがて巣立とうとしている。ある夜、東吉は同窓会の席上、ガンで療養中の秋山にその病名を知らせる可きか否かで鈴鹿と口論となり、ついに恵子、三郎の縁組もあぶなくなった。だが若い二人の心は、幸せでふくらんでいた。こんな東吉に、小さな事件が訪れた。東吉の世話で、内外商事に入社した弟の康介が、会社の公金を100万使い込んだのだ。後始末を頼まれた東吉は、30年かけて築きあげた地位を守らんため、預金70万を康介に手渡した。そして残りの30万を証券会社から受け取ったまま、東吉は謎の失踪をした。急拠集まった娘夫婦や、康介は、今はやりの人間蒸発ではないかと、各人各様な推理を働かせては、信代を不安に陥し入れた。河野美枝が山樹家を訪れたのは、そんな時であった。美しい娘の登場に“事件の陰に女ありと”思わせたが、実は、美枝は戦争中山樹の愛人だった美枝の母との間に生れた娘であったのだ。そして、結婚の仲人を頼みに来たのだった。山樹が家出して十日が経とうとしていた・:・・。

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