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あの橋の畔で 完結篇

公開年月日
1963年7月27日
キャスト
桑野みゆき
園井啓介
左幸子
千之赫子
中山千夏
沢村貞子
山内明
穂積隆信
西村晃
佐藤慶
神山繁
北村和夫
加藤嘉
スタッフ
原作:菊田一夫
脚色:野村芳太郎/安部獏/山田洋次
監督:野村芳太郎
撮影:川又昂
照明:三浦礼
美術:宇野耕司
音楽:古関裕而
区分
邦画
ジャンル
ラブストーリー
人間ドラマ
本編尺
90分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1963年

Introduction(作品紹介/概要)

菊田一夫による原作小説を、野村芳太郎監督が山田洋次と共に脚本を手掛けて映画化したロマン大作の完結編。4年越しの苦難を乗り越えてついに結ばれた葉子と光晴。しかし、葉子の余命は幾ばくしかなく…。

Story(あらすじ)

不倫を口実に五百万円の慰謝料を請求された葉子(桑野みゆき)のために、光晴(園井啓介)はかねてから頼まれていた北海道での仕事を引き受けて金を借りた。それで示談に出来ると聞いて彼は任地へ発っていったのだが、離婚を条件にと聞いた信介(穂積隆信)は行方をくらませてしまった。光晴からチカ坊の祖父(花澤徳衛)が函館にいるとの知らせで、葉子は北海道に旅立った。ある日葉子は街でタクシーの運転手をしている信介と出逢った。札幌で会った女トキ(左幸子)と一緒になり真面目に暮しているという信介と話している最中に、葉子は激しい頭痛に襲われ病院にかつぎこまれた。病名は脳腫瘍、信介は入院した葉子に離婚届を手渡し、二人の幸せを言づけていった。容態が悪化した葉子は東京の大学病院で手術を受けたが、生命はあと二年位と担当の沖教授(神山繁)に宣言され、光晴は呆然とした。だが葉子には打ち明けず、残された二人の幸せを築こうと光晴は結婚を決意した。やがて葉子と光晴の結婚式が挙げられ、幸せな毎日は夢のように流れていった。だがその中にも真実を話し合えぬ光晴は日夜苦しんだ。結婚一年半、精密検査を受けた葉子は全快を告げられた。光晴は天にも登る気持であったが、これは神経的に参っている彼をいたわる沖教授のいつわりの証言であった。結婚二周年を迎えた春、美しく装った葉子を中心にみんなを招待したパーティが開かれた。ピアノをひく葉子、その体に変化が起りつつあることなど見守る一同にはうそとしか思えなかった。沖でさえも奇蹟が起きたのではないのかと思うのだったが……。

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