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あの橋の畔で 第3部
- 公開年月日
- 1963年1月6日
- キャスト
- 桑野みゆき
園井啓介
入江美樹
南原宏治
高峰三枝子
山村聡
- スタッフ
- 原作:菊田一夫
脚色:野村芳太郎/山田洋次
監督:野村芳太郎
撮影:川又昂
照明:三浦礼
美術:宇野耕司
音楽:古関裕而
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ラブストーリー
人間ドラマ
- 本編尺
- 92分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1963年
Introduction(作品紹介/概要)
菊田一夫の原作、野村芳太郎監督によるメロドラマ。異郷の地で再びめぐり逢えた葉子と光晴。しかし喜びも束の間、光晴には彼を慕う女性の姿があった。異郷にめぐり逢い再び誓いあう愛!。東南アジア大ロケの波乱の第3部。
Story(あらすじ)
カンボジアの首都プノンペンで、光晴(園井啓介)は葉子(桑野みゆき)との再会を念じつつ仕事に没頭した。ここで彼は、塩沢英利奈(入江美樹)という混血娘と知り合った。商社を経営する父雄之助(山村聡)と二人バンコックに住む彼女は、光晴に好意以上のものを抱くようになった。そんな時、塩沢邸へ日本からお客があった。昔の恋人塩沢を訪れた日産自動車KKの社長牧村フミ(高峰三枝子)と、秘書の葉子であった。フミは葉子のプノンペン行きを勧め、英利奈が案内役を買って出た。だが、プノンペンのホテルで、お互いの相手が光晴であることを知った時の二人の驚き。翌日アンコールワットの遺跡で葉子は光晴に会ったが、彼女の頬を伝わる涙は喜びのものばかりとは言えなかった。その上彼女達は二十四時間の滞在しか許されず、束の間の逢う瀬だった。帰国した葉子を待っていたのは、光晴のプノンペンでの仕事が盗作であるというニュースだった。これは葉子を自分のものにしようという魂胆の雑誌記者角倉(小池朝雄)が、光晴の失脚をはかったのだった。光晴も急ぎ帰国したが、彼には反証する何物もなかった。彼とホテルで待合せた葉子は、日本へ来た英利奈がそこへ来
合せたのを見て、誤解を深めた。一方、葉子のアパートを訪ねた光晴は、角倉が葉子に言い寄っているところを見て疑惑を持った。二、三日後、葉子の会社へ角倉の別れた妻(岸田今日子)が訪ねて来た。二人の間の子供を引きとれという無茶な話だった。やむなく葉子は子供を連れて能登にある角倉の実家へ向った。彼は子供の手を引いた葉子の姿に後悔し、光晴の盗作事件を打明けた。その頃、藤川(山内明)から葉子の気持を知らされた光晴も能登へ向かっていた。日本海の夕暮、寄りそった光晴と葉子の長い影が落ちていた。しかし、二人は葉子宛に「チチキトク」の電報が来ているのを知らなかった。
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