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あの橋の畔で 第2部
- 公開年月日
- 1962年9月30日
- キャスト
- 桑野みゆき
園井啓介
高峰三枝子
- スタッフ
- 原作:菊田一夫
脚色:野村芳太郎/山田洋次
監督:野村芳太郎
撮影:川又昂
照明:三浦礼
美術:宇野耕司
音楽:古関裕而
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
ラブストーリー
人間ドラマ
- 本編尺
- 86分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1962年
Introduction(作品紹介/概要)
『あの橋の畔で』と同じスタッフ。菊田一夫原作から野村芳太郎と山田洋次が共同で脚色、野村芳太郎が監督したメロドラマ。撮影を川又昂が担当している。当時の謳い文句は、「波瀾を呼んで舞台は東京から九州へ!待望の第2部いよいよ登場!」。
Story(あらすじ)
「葉子さん……」涙をためて見つめている葉子(桑野みゆき)の顔に、光晴(園井啓介)の記憶は徐々によみがえりはじめた。しかし、葉子はその時もはや昔の新村葉子ではなかった。言葉もなく頭を垂れる光晴の姿を後に、あふれる涙をかくして葉子は病室を走り出た。その日、葉子は夫信介(穂積隆信)の母から、しばらく、兄健二郎(南原宏治)の家に帰っているようにと言われた。姑は葉子が光晴のもとにしばしば通っていたのを知っていたのだ。その頃、東洋軽金属では社長(石黒達也)以下幹部の信介、健二郎の間に新社屋ビル建築について、予定していた光晴の設計を取り止める話が持ちあがっていた。信介は葉子の抗議も受けつけず、健二郎や兄嫁も葉子を責めるばかりであった。思い悩んだ彼女は、実家のある九州行きの列車に乗りこんだ。数日たった。葉子が家を出たと知った光晴は、その後を追ったが、彼女は健二郎に伴われ、宮崎に来ている信介に会いに出掛けたばかりであった。宮崎県青島--陽のまだ上らない海岸の波打際。哀しみを秘めたあきらめ顔の葉子は、そこで光晴と会った。二人は言葉もなくじーっと見つめ合った。だがその間にはもはやどうしようもない現実の厳しい壁が立ちはだかっていたのである。
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