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あの橋の畔で 第1部

公開年月日
1962年7月1日
キャスト
桑野みゆき
園井啓介
左幸子
中山千夏
宇治みさ子
渡辺美佐子
南原宏治
穂積隆信
沢村貞子
山内明
スタッフ
原作:菊田一夫
脚色:野村芳太郎/山田洋次
監督:野村芳太郎
撮影:川又昂
照明:青松明
美術:宇野耕司
音楽:古関裕而
区分
邦画
ジャンル
ラブストーリー
人間ドラマ
本編尺
95分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1962年

Introduction(作品紹介/概要)

菊田一夫による原作小説を、野村芳太郎監督が山田洋次と共に脚本を手掛けて映画化したロマン大作の第1部。数寄屋橋のたもとで互いの愛を誓い合った男女に降り掛かる苛酷な運命を哀愁たっぷりに描く。父を看護をするため故郷に帰る新村葉子と、大学で建築学を学ぶ菅野光晴はお互い愛を確かめ合い再会を誓った。大学卒業後、光晴は葉子の故郷を訪れ、彼女に結婚を申し込むのだが…。

Story(あらすじ)

父を看護するため故郷へ帰らねばならない新村葉子(桑野みゆき)と建築科の秀才・菅野光晴(園井啓介)は、数寄屋橋公園で、愛を確かめ合い再会を誓って別れた。大学を卒業した光晴は、早速葉子の故郷、平戸の生月島を訪ね、結婚を申し入れた。だが彼女の父は、東京にいる葉子の兄に相談してくれという。葉子の兄健二郎(南原宏治)は、出世の足がかりとして会社の大株主の息子・沢野信介(穂積隆信)と葉子の縁談を計算していた。健二郎にことわられた光晴は、葉子の上京を促す手紙を投函しようと家を出た時、自動車にハネられてしまった。出血多量で危ぶまれた光晴を献身的な看護で救ったのは看護婦・町田トキ(左幸子)だった。それから半年後、便りを待ち兼ねて上京した葉子が見たものは、手足の不自由な光晴と彼によりそうトキの姿、そして結婚のことはあきらめてくれという光晴の悲しい声であった。失意の光晴は北海道へ旅立ってしまったが、一方、葉子も兄夫婦の強引な政略結婚のすすめにたえ切れず、彼の後を追った。炭鉱町で病院の設計にあたる光晴を葉子がようやく訪ね当てたその夜光晴は土地の飲み屋の女、のぶ(渡辺美佐子)と心中を図って谿谷に転落し、行方不明となった。傷心の葉子は東京へ戻り、やむなく信介と結婚した。一年が過ぎた。本社新築に新進設計家として健二郎の前に現われたのは、転落のショックで記憶喪失症を起した光晴であった。愕然とする健二郎。だが、過去を呼び戻そうと、思い出の数寄屋橋公園に連れて行く葉子すら、光晴は識別出来なかった。そんなことが信介や母親に知られて、葉子はいじめられた。そのうち光晴の病状は進み、トキの熱心なすすめで手術が行われた。その夜、光晴と葉子の幸福を願って病院を去るトキ、眠り続ける光晴のそばで看病を続ける葉子、光晴の永い眠りが覚めた時、二人はその愛のあかしを認めあうことが出来るだろうか。

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