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青春残酷物語
- 公開年月日
- 1960年6月3日
- キャスト
- 桑野みゆき
川津祐介
久我美子
渡辺文雄
田中晋二
小林トシ子
- スタッフ
- 脚本:大島渚
監督:大島渚
撮影:川又昂
照明:佐藤勇
美術:宇野耕司
音楽:真鍋理一郎
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 99分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1960年
Introduction(作品紹介/概要)
女子高生と大学生、若い2人の無軌道な愛は性急で、瑞々しくも痛々しい。やり場のない怒りが暴発し、お互いを、自身を傷つける。「青春」とはいったい何なのか?大島渚、28歳の衝撃作であり、1960年代映画の傑作!
Story(あらすじ)
中年の男にホテルに連れ込まれそうになった真琴は、大学生の清に助けられた。その後ふたりはお互いをいたぶるかのように遊び、身体を重ねていく。清は人妻と不倫していたが、真琴のことが忘れられず、やがてふたりは同棲をはじめ、美人局で金を稼ぐようになる。しかし、まもなくして真琴が妊娠していることが発覚。子どもを堕ろせという清に反発し、真琴はアパートを出ていくが……。
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「青春残酷物語」のちょっといいセリフ
何もかもさ。
- セリフを選んだ理由
- 学費滞納で除籍寸前の不良大学生・清(川津祐介)は、同じく不良の女子高生・真琴(桑野みゆき)と運命的に出会う。自分の言う事に素直に従わない年下の真琴を、苛立ちを隠さず、サディスティックに、荒々しく抱いた清。粗暴に抱かれた直後、清に何に対して怒っているのか問うた真琴への、清の返答。刹那の衝動に突き動かされ無軌道に生きる、あらゆる現実や既成概念に牙を剥き、触れるものすべてを傷付けてしまう鋭利なナイフのような清を象徴するセリフ。そこには、青春特有のまだ幼い感情に根差した眩しさと瑞々しさがあふれ出ており、年と経験を重ね常識と分別を得た大人にとっては、懐かしく、羨ましく思えるかもしれない。しかし、若さは往々にして手痛い代償を支払うことになることを、二人は知ることになる…