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怪談残酷物語

公開年月日
1968年5月31日
キャスト
田村正和
川津祐介
川口小枝
春川ますみ
賀川雪絵
スタッフ
原作:柴田錬三郎
脚本:成沢昌茂
監督:長谷和夫
撮影:丸山恵司
音楽:鏑木創
区分
邦画
ジャンル
ホラー
本編尺
88分
製作国
日本
製作年
1968年

Introduction(作品紹介/概要)

柴田錬三郎の「怪談累ヶ淵」を成澤昌茂が脚色、長谷和夫が監督した怪談もの。撮影は丸山恵司が担当している

Story(あらすじ)

旗本・深谷新左衛門(戸浦六宏)は、鍼医・安川宗順(金子信雄)から高利の金を借りた。しかしその返済を迫られると宗順を斬殺してしまった。深谷家に異変が起こったのは、その翌春からである。新左衛門は、妻とよ(花柳幻舟)が宗順の悪夢に憑かれ床につくと、女中おくま(春川ますみ)を雇った。おくまは、新左衛門と関係ができると奥方然と振舞い、やがて新左衛門の長男新一郎(田村正和)にまで、誘惑の手をのばした。新一郎はこれを苦に出奔。とよの病状は悪化した。新左衛門は病妻のために按摩を呼んだが、その顔は宗順にそっくりだった。それから間もなく、とよの悲鳴で駈けつけた新左衛門は、按摩に斬りかかった。だが、凄まじい形相を残して死んだのは、とよだった。やがて新左衛門が狂死し、深谷家は改易となった。それから数年。質屋下総屋に居候の身となった新一郎は、そこの奉公人はな(賀川雪絵)の誘惑に身を任せ情交を結んだ。その最中、はなは呻き声をあげて、世を去った。彼女こそ、宗順の次女だった。その時、はなの頸に鍼が刺さっていた。絶望した新一郎は、300両を土歳から盗み逐電。やがて捕まり、打首に処せられた。根津七軒町の浄瑠璃師女豊須賀(川口小枝)は宗順の長女だった。その妖艶な肢体は、この界隈の人気の的だった。新左衛門の次男新三(川津祐介)は、うぶを装い豊頃賀の肌を狂わせた。だが新三には目的があった。やがて顔に腫物が出来、醜怪な面相となった豊須賀から、彼女の持金300両をくすねた。新三は豊須賀を殺し、かねてから情交を結んでいたそば屋の娘お久(桜井浩子)と江戸を逐電した。逃亡の途中、二人が累が淵にさしかかった時、稲光りと共に、凄じい形相の豊須賀が立ちはだかった・・・。

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