1952松竹株式会社
出世鳶
- 公開年月日
- 1952年2月8日
- キャスト
- 山田五十鈴
北上弥太朗
井川邦子
高田浩吉
- スタッフ
- 脚本:鈴木兵吾
監督:大曾根辰夫
撮影:片岡清
音楽:加藤光男
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
時代劇
人間ドラマ
- 本編尺
- 92分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1952年
Introduction(作品紹介/概要)
脚本鈴木兵吾、監督大曾根辰夫のトリオによるもので、撮影には片岡清が当たっている。関西歌舞伎の嵐鯉昇が北上弥太朗と改めた松竹デビュー作。他の出演者は山田五十鈴、夏川静江、井川邦子、高田浩吉、海江田譲二の他に、三島雅夫、伴淳三郎、永田光男など。
Story(あらすじ)
旗本三千石の嫡男に生まれながら、異母弟に家督を譲るためにわざと身を持ちくずし、東両国の岡場所のどぶ板横丁でごろついていた片倉春之助こと春ンベ(北上弥太朗)は、賭場荒しの喧嘩から丸屋一家につけ狙われていた。火消鳶の「は組」の女組頭お蝶(山田五十鈴)は絶えず春ンベをかばっていたが、ふとしたことから彼の身の上を知ると同時に、ひょんなことから彼がだまして柳茶屋へ売りとばした田舎娘のお千代(井川邦子)のことを春ンベが後悔しているばかりでなく、この二人がお互いに愛し合ってさえいることを知って、お蝶はお千代を身受けして手元へ引き取ってやった。春ンベは、このことを誤解して、お蝶を目の敵にしていたが、春ンベをかばっての「は組」と丸屋一家の喧嘩の当日、お千代からこれを聞かされて…