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我が家は楽し

公開年月日
1951年3月24日
キャスト
山田五十鈴
高峰秀子
岸惠子
笠智衆
佐田啓二
スタッフ
脚本:柳井隆雄
脚本:田中澄江
監督:中村登
撮影:厚田雄春
美術:熊谷正雄
音楽:黛敏郎
区分
邦画
ジャンル
人間ドラマ
本編尺
91分
カラー
モノクロ
製作国
日本
製作年
1951年

Introduction(作品紹介/概要)

田中澄江が自らの原案を柳井隆雄とともに脚本化し、中村登が監督した。笠智衆、山田五十鈴、高峰秀子、岸惠子ら当時のスターを揃えた豪華キャストによる家族ドラマ。岸惠子のデビュー作、中村登監督の出世作である。

Story(あらすじ)

植村孝作(笠智衆)は、糟糠の妻なみ子(山田五十鈴)を頭に四人の子女を持ち、乏しいながらも明るい家庭を営んでいる。朋子(高峰秀子)は理解のある母の許しを得て好きな絵を学び、胸を病む恋人内田三郎(佐田啓二)の全快の日を待っていた。孝作は勤続二十五年を迎えて会社から表彰され、特別賞与として金一封をもらうことになった。なみ子はこれで、子供たちの不足の品も買え、次女の修学旅行の費用も出ると、人知れず安堵したが、表彰式の帰途、夫婦で僅かな買い物をした賞与三万円の残金をすっかりすられてしまった。しかしなみ子はこの災難を子供たちに知らせず、またなけなしの衣類を売り払って不足をおぎなって行くのだった。意気込んでいた朋子の絵が落選し、三郎が死んだとき、なみ子は、絵は自分の昔の夢であったと打ち明け、くじける朋子をはげましてやった。住みなれた家が家主のために隣家へ売渡され、立ち退きを迫られて一家に暗い影を投げたが、朋子の描いた隣家の庭の絵が、偶然隣家の主人の眼にとまり、買いとられることになって…

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