子供の眼

公開年月日: 1956年1月15日

キャスト: 高峰秀子
高峰三枝子
芥川比呂志
設楽幸嗣
大木実
笠智衆

スタッフ: 原作：佐多稲子
脚色：松山善三
監督：川頭義郎
撮影：楠田浩之
音楽：木下忠司

区分: 邦画

ジャンル: 人間ドラマ

本編尺: 85分

カラー: モノクロ

製作国: 日本

製作年: 1956年

Introduction（作品紹介/概要）

佐多稲子の同名小説を松山善三が脚色し川頭義郎が監督した。高峰秀子と高峰三枝子が共演。小学三年生の三田村修は父と都営住宅で暮らしていた。母はすでに他界しており、父の俊二は歯科医の幸子と再婚する。しかし幸子は父親が中風で倒れてしまったため、実家の歯科医院を手伝うことになり、修の世話は俊二の妹である喜世子が見ることに。しかし喜世子は見合いをして縁談話が進み、俊二は名古屋への転勤が決まった…。1956年のゴールデン・グローブ賞（アメリカ）外国語映画賞受賞を受賞している。

Story（あらすじ）

郊外の都営住宅に住むサラリーマンの三田村俊二（芥川比呂志）は妻を喪うと、歯科医の幸子（高峰三枝子）を後妻に迎えた。幸子は結婚後も実父の医院へ手伝いに出かけるので二人が出勤したあとは、先妻との間に生まれた修（設楽幸嗣）と俊二の妹で母代りの喜世子（高峰秀子）の二人暮らしというわけである。やがて幸子の実家の肝入りで、喜世子が硫安工場で働く藤田（大木実）と見合いをしたころ、俊二は名古屋に転任ときまった。ところが幸子の母は一人娘の彼女を手許から離す気になれず、幸子もまたそうした母にひきずられているようだった。俊二はひとりで名古屋に発った。喜世子は急に冷たくなった藤田の態度が納得できず、勇を鼓して会ってみると、意外にも幸子の母から縁談解消の申し入れがあったからだと判り…