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サラリーマン手帖 夢を失わず
- 公開年月日
- 1961年7月26日
- キャスト
- 桑野みゆき
三上真一郎
佐野周二
山本豊三
- スタッフ
- 原作:源氏鶏太
脚色:椎名利夫
脚色:渡辺臣蔵
監督:斎藤正夫
撮影:成島東一郎
音楽:木下忠司
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 84分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1961
Introduction(作品紹介/概要)
源氏鶏太の新聞連載小説を、椎名利夫と渡辺臣蔵が脚色し、斎藤正夫が監督したサラリーマン喜劇。撮影は成島東一郎が担当している。桑野みゆき、三上真一郎、山本豊三がトリオで活躍。ポスターコピーも、「待望トリオが颯爽とくりひろげる、若いサラリーマンのあの愛、この愛!」。
Story(あらすじ)
大塚電機の総務部に勤める小高杉子(桑野みゆき)は、株で120万円も貯めており、将来は大好物のカレーライスの店を開きたいと夢見ている。彼女の同僚の周三(三上真一郎)は徹底した浪費家だが、二人は心の中では好意を寄せあっていた。大塚電機の社長大塚(佐野周二)は、荷車曳きから叩あげた立志伝中の人物だが、社員に対して貧乏人幸福論をぶつのが日頃の癖である。しかし、杉子たちの仲間ではマネービルが大流行で、秘書課長の花園(西村晃)に指導をうけていた。彼は若い女の子にあまく、杉子にも求婚した。杉子は証券会社で、宗武(南原宏治)という周三の先輩と知り合った。宗武は経済研究所をやっている財産家だった。周三は、ふとしたことから社長の息子太郎(山本豊三)が、キャバレーの女給広子(炎加世子)とただならぬ関係になっていることを知った。広子は太郎の子を宿したといって社長邸に押しかけた。周三は広子に太郎のことを諦めさせようとするが、逆に広子は周三に惚れてしまった。その頃、杉子は宗武に10万円の月給で秘書にならないかと勧められていた。カレーライスの店を開くなら融資もするという。さすがの周三も不愉快になり、ヤケ酒をあおった。大塚電機の株が異常な値上がりをみせた。意外にも、宗武が会社のっとりを図っていたのだ。しかも、情報を流していたのは秘書課長の花園だった。周三は宗武の許を訪ねたが、軽くあしらわれてしまった。宗武の黒幕には、舞台剣之介(左ト全)という財界の大物がひかえていたのだった・・・。