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假名手本忠臣蔵

公開年月日
1962年9月9日
キャスト
市川猿之助
有馬稲子
高千穂ひづる
嵯峨三智子
山田五十鈴
水谷八重子
坂東三津五郎
市川団子
市川染五郎
伴淳三郎
松本幸四郎
スタッフ
監督:大曾根辰夫
脚本:井手雅人
撮影:石本秀雄
製作:白井和夫
区分
邦画
ジャンル
時代劇
本編尺
111分
カラー
カラー
製作国
日本
製作年
1962年

Introduction(作品紹介/概要)

野村南海男のオリジナル・シナリオから大曾根辰夫が監督。昭和32年の『大忠臣蔵』(監督・大曾根辰夫)を『仮名手本忠臣蔵』と改題、これを前編とし、『義士始末記』を後編として公開したもの。

Story(あらすじ)

元禄十四年三月十四日。江戸城松の廊下で浅野内匠頭は吉良上野介の恥辱に堪えかねて刃傷に及んだが、加古川本蔵にとめられ果たさなかった。幕府は内匠頭に切腹を命じ吉良に何の咎めもない片手落の処置をした。浅野家では家老大石内蔵助を中心に団結、吉良に対して固い復讐の誓いをたてた。そのために恋も、生命も犠牲にして・・・・・・。本蔵も悲劇の人だった。本蔵の娘小浪と内蔵助の子主税は許婚者の間だったが、事件のため縁組は破れたのだ。内匠頭の近習早野勘平は事件当日、腰元おかると逢引きしていたことを恥じるおかるの里の山崎へ落ちたが、猪と誤って舅を射殺したと思い込み切腹する悲運に合った。勘平は息を引きとる直前その義心を認められ一味への連判を許されたが、おかるはその前に一味の御用の金子をととのえるため父の手で祇園に売られていた。一方、内臓助は吉良方の眼をあざむくため、一力の茶屋遊びにうつつを抜かしていた。おかるの兄の足軽平右衛門は遊女となったおかるが一挙の秘密を知ったのでおかるを刺そうとしてその誠心を認められ義士の一人に加えられ、おかるは又、吉良の密偵を刺し勘平に代わって仇の一人を討った。内蔵助の隠れ家山科の閑居では小浪の母戸無瀬が訪れ内臓助の妻お石と対立するが、命を投げだした本蔵の償いに二組の親子は理解し合い、本蔵は吉良邸の絵図面を主税に渡した。こうして機は熟し、内蔵助らは江戸へ下った。その途中、「禁裏御用」と偽り箱根の関所を通ろうとする内蔵助を関守立花左近は武士の情で通してやるのだった。

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