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君の名は 第2部

公開年月日
1953年12月1日
キャスト
佐田啓二
岸惠子
淡島千景
月丘夢路
川喜多雄二
小林トシ子
北原三枝
笠智衆
日守新一
スタッフ
原作:菊田一夫
脚本:柳井隆雄
監督:大庭秀雄
撮影: 斎藤毅
照明:磯野春雄
美術:浜田辰雄
音楽:古関裕而
区分
邦画
ジャンル
ラブストーリー
人間ドラマ
本編尺
120分
カラー
モノクロ
製作国
日本
製作年
1953年

Introduction(作品紹介/概要)

脚本家・菊田一夫の代表作。1952年にラジオドラマで放送され、多大な人気を獲得した。「番組が始まる時間になると、銭湯の女湯から人が消える」といわれるほどであったという。ラジオドラマの人気を受けて松竹で映画化されると大ヒットを記録し、真知子のストールの巻き方が「真知子巻き」と呼ばれて女性の間で流行した。数寄屋橋での待ち合わせなど真知子と春樹が再会しそうでなかなか会うことができない、すれ違いの悲恋を綴った大庭監督の本格派メロドラマ。

Story(あらすじ)

傷心を抱いて佐渡から帰京した春樹(佐田啓二)は、じっと思い出の数寄屋橋に佇んだ。真知子(岸惠子)に逢えた喜びと真知子と別れた悲しみが、思い出となって甦り、ただ切なかった。数日後彼は北海道で牧場を経営している友人末永(磯野秋雄)の許へ旅立った。一方、真知子も佐渡から浜口家へ帰ってきたが相変わらず姑の徳枝(市川春代)は意地悪く、遂に過労から彼女は流産した。その頃鳥羽から上京した悠起枝(月丘夢路)は街のゴロツキ横山(三井弘次)にひっかかるが、偶然会った綾(野添ひとみ)の世話で修造老人(笠智衆)や梢(小林トシ子)達の果物屋を手伝うことになり、店の後援者仁科(日守新一)と結婚することになった。姉の結婚式に久々に東京へ帰ってきた春樹とは入れ違いに、真知子は遥々北海道を訪ねた。アイヌの若者サムロ(岸本公夫)と許婚の間柄であるにも拘らず、春樹を熱愛する末永牧場のアイヌの娘ユミ(北原三枝)は、真知子の来島に心が騒いだ。やがて春樹は東京から帰って来たが、眼前の真知子に喜びの眼を輝したので、ユミは失望してコタン祭りの晩、摩周湖に身を投げた。サムロもまた彼女を助けようとして死んだ。しかし、春樹と真知子も別れなければならぬ運命にあった。勝則(川喜多雄二)が同居請求手続きをとったため、裁判所の出頭命令が北海道まで真知子を掴まえにきたのである。

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