Ⓒ1958松竹株式会社
恐怖の対決
- 公開年月日
- 1958年7月20日
- キャスト
- 大木実
杉田弘子
清川新吾
有沢正子
- スタッフ
- 脚本:馬場当
脚本:富田義朗
監督:岩間鶴夫
撮影:小杉正雄
音楽:加藤三雄
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
アクション
- 本編尺
- 97分
- カラー
- モノクロ
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1958年
Introduction(作品紹介/概要)
悪に対決する兄弟愛を、格闘と恐怖のサスペンスの中に描こうというアクション・ドラマ。馬場当・富田義朗の共同脚本を、岩間鶴夫が監督、小杉正雄が撮影した。出演は大木実、杉田弘子に、有沢正子・清川新吾・佐竹明夫など。
Story(あらすじ)
元ボクサー川崎五郎(大木実)は刑務所から出てきた。帰ってみると弟の文雄(清川新吾)はジムに通ってボクサーになろうとしていた。勤め先が給料を払わぬ代りにと、タイヤを持ち出し売りさばき警察にショッ引かれた。五郎は彼を迎えに行ったが、彼は恋人の文枝と二人でやって行く、かまわないでくれと家出してしまった。兄の気持が判らずただ反感を持っていた。五郎は刑務所で知り合った牧野伝(杉浦直樹)からの言づてを、彼の情婦小田切夏子(杉田弘子)に知らせた。彼女はお好み焼き屋“鉄板”を経営し、かつての五郎のファンだった。五郎は八百長に耐えきれず相手をKOし、リングの黒幕たちに襲われ、傷害罪で入所したのだった……。五郎は夏子の世話で、海岸倉庫の守衛になった。鉄板で五郎は光枝(有沢正子)と顔を合わせた。彼女はバスガールだが、文雄にかくして鉄板のコールガールになっていたのだ。文雄と自分のために方法を選ばなかった。刑を終えた伝が出所してきた。彼は暗黒街のボスだった。光枝が五郎の弟の恋人と知ると、文雄のパトロンになった。文雄はボクサーになって金を握り、自動車修理工場を持とうと夢見ていた。五郎は伝のパトロンを断れと弟に迫った。乱闘になり、文雄は兄にKOされた。光枝から文雄の夢を知らされ、五郎は兄に任せろと云った。その夜彼の倉庫が伝の一味に襲われたが、彼らは失敗した。五郎は弟のためにファイト・マネーを得ようとリングへのカムバックを決意した。