Ⓒ1971松竹株式会社
藤圭子・わが歌のある限り
- 公開年月日
- 1971年7月10日
- キャスト
- 藤圭子
扇千景
長門勇
天知茂
伴淳三郎
牧紀子
- スタッフ
- 脚本:桜井義久
監督:市村泰一
撮影:小杉正雄
照明:佐久間丈彦
美術:芳野尹孝
音楽:小川寛興
- 区分
- 邦画
- ジャンル
-
人間ドラマ
- 本編尺
- 88分
- カラー
- カラー
- 製作国
- 日本
- 製作年
- 1971年
Introduction(作品紹介/概要)
『涙の流し唄 命預けます』に続く、藤圭子主演第2作。脚本は宮川一郎、監督は長谷和夫、撮影を小杉正雄がそれぞれ担当している。
Story(あらすじ)
藤圭子(藤圭子)の初のリサイタルが開かれた。華やかなフット・ライトと、割れるような拍手の中で歌いながら、圭子はこれまでの長い道のりを回想した。北海道旭川、父は浪曲師・松平国二郎(長門勇)、母はその曲師・澄子(扇千景)。圭子が5歳の時、一家は炭鉱、飯場を興業して歩いた。圭子は小学校5年になった。国二郎は、もと弟子の左官職の下働きをし、澄子は料理屋で三味線を弾いて食っていた。しかし、貧乏に変わりはなかった。そんなある日久しぶりに国二郎が舞台に立つことができた折も折、母の眼が見えなくなった。穴埋めとして圭子は初舞台を踏んだ。圭子が中学3年の時、一家は常盤ヘルスセンターへ移り、圭子は生活のためにその専属歌手となった。希望していた高校進学も断念せざるをえなかった。そんな彼女を大学浪人の吉田(田村亮)はいつも励ました。ある日、作曲家・石中(天知茂)が、彼女の素質を買い、上京を進めた。圭子は母を連れ、汽車に乗った。石中のレッスンとドン底の生活はきびしかった。石中と圭子の血みどろのレッスンが続いた。父と幼い弟に仕送りするために流しをしなければならなかった。数ヶ月後、圭子は初めてレコードの吹込みをした。しかし、レコードは全々売れなかった。しかも、圭子に全力を打込む石中の激しさに妻道子(牧紀子)は嫉妬し、夫婦間のトラブルは絶えない。圭子と石中の必死のキャンペーンが始まった・・・。